128話① 園田競馬場の「その金ナイター」

文字数 753文字

今日で園田競馬場の名物紹介もラストですか。

ヒック……!

名残惜しいもんだな。

武松さん、顔赤いですよ……

昨日しこたま呑んで、

今日も迎え酒しちまったからな。

ご機嫌じゃのう。

てめえがあんな旨そうで酒にあうようなもんばっか

紹介しやがるからだろうがっ!!

いけんかったか?
大いにけっこう!!
そりゃよかった(笑)

そこの呑兵衛二人!

いらないところで意気投合しなくていいから

さっさと話を進めてください!!

おっ、おおっ……!
す、すまん……
そういえば以前、近年の地方競馬売り上げの伸びには「夜間開催によるネット売り上げ」が大いに貢献しとると言うたのを憶えとるか?
ああ、たしかに言ってたな。
先日の浦和競馬場の紹介のときに、言ってましたね。

うむ。

なので、園田競馬場もそれにのっかって

手っ取り早く夜間開催をしようとしたんじゃ。

しようとした?

ああ。

しかし、浦和競馬場と同じで近隣が住宅街でな。

周囲からの猛反対にあったんじゃ。

どのくらいの反対があったんですか?

周辺にアンケートとったら、

その7割が夜間開催反対じゃったそうな。

マジかっ!!

おう。

なので、園田競馬場はその折衷案として

「金曜の夜間だけナイター競馬をする」ことにしたんじゃ。

結局やったんですね。

うむ。

是非はあろうが、折衷案を出すだけまだマシじゃろうてな。

で、金曜だけいうことで「そのだ金曜ナイター」

通称「その金ナイター」として開催しとるんじゃ。

これがその様子じゃ!

ほう、いいもんだな!!

先日、昼間の雰囲気を紹介していただきましたが

夜は夜でいいもんですね!

ほうじゃろ。

馬も本来は夜行性の生き物じゃけえ、

夜走るいうんは理に適っとるともいえようてな。

近隣住民と折り合いが付けば、さらにナイター開催に拍車がかかろうてな。

反対、されないといいですね……
そこはうまくやってもらいたいもんよな。

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登場人物紹介

今岡英二公式ツイッター(一日トリビアつぶやき中)



■今岡英二(天使)


最近「小説のキャラよりキャラが立っている」といわれる、同コラボノベルの作者。

無駄に行動力だけはある。

なお、この絵は作者がバンド活動をしていたとき、知り合いのイラストレーターが作成してくれたお気に入りの一枚。現在はバンド活動から離れ、体重が増加したため、ここまでかっこよくはない。


「上京して十数年経つが、広島弁が抜けりゃあせんのう(笑)」とは本人の弁。


■今岡英二(悪魔)


悪魔イラストの割りに、天使と対立しているわけでもない。広島生まれ・広島育ちの根っからのカープファンだが、近年カープが人気しすぎて、年一回の帰省でも現地で野球が見れないのが最近の悩み。


「ええんじゃ。昔の貧乏な頃のカープに比べりゃあのう。みんなが見に来てくれて、潤うようになったカープがありゃあ、それだけでええんじゃ……」とは作者のコメント。

■今岡英二(お守り)


歴史オタク・読書オタク・漫画オタク・勉強オタクな今岡英二の変態担当、作家・ライター担当。自身の小説キャラを辟易とさせるなど、悪魔よりも悪魔っぽい存在。


「なんでそんなことまで知っているんだ」「ふつうそこまで知りませんよ」とキャラにつっこまれても、「勉強したけえの」と言えば大抵のことは許されると思っているなど、余計に性質が悪い。

ニコル・クロムウェル(Nicol=Cromwell)


「Dr.ニコルの検死FILE」の主人公。

作者・今岡英二のつっこみ役A。紳士然とした丁寧な語り口だが、作者に対してはたまに辛辣な物言いを吐く。たぶんストレスがたまっているんだね。

武松(ぶしょう)


「大宋退魔伝」の主人公。

作者・今岡英二のつっこみ役B。そろそろ「左近ちゃん 見参!」の三成にでもつっこみ役を代わってもらいたいと思っているが、同作のキャラアイコンが家紋なので却下され、最近やさぐれ気味。きっとストレスがたまっているんだね。

石田三成(いしだ・みつなり)


「左近ちゃん 見参!」の主人公。

同作ではいいツッコミ役を果たしていたが、作者の「キャラアイコンにしっくりくるのがなかったけえ、家紋にした」という一言のせいで、ここでは活躍の場を与えられないという憂き目に遭う。ごめんな。


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