49話② 映画『翔んで埼玉』公開記念、埼玉の「鉄剣タロー」紹介

文字数 1,743文字

で、今日はB級グルメなのか?
ああ、今日はそのノリで紹介しようと思う。
どんなお店なんですか?

わしが今回行ったのは、さっきのゲーセンからもほど近い、

「オートレストラン 鉄剣タロー」じゃ!

ここはなにがオススメなんだ?

おう、ここはじゃな。

昔懐かしいレトロゲームが置いてある、

おっさんホイホイこの上ないスポットなんじゃ!

おい!


ゲーセンじゃないですか!

いや、違うんじゃ!

誤解なんじゃ!


どう誤解だってんだ!

実はここのゲーセン部分はついでなんじゃ!

メインは世にも珍しいオートレストランなんよ!

オートレストラン?

看板にもそう書いてありましたが

どういう意味なんですか、これ?

つまりはこういうことなんじゃ!
自動販売機?
自販機がめずらしいんですか?

ああ。

ここにある自販機は

「ハンバーガー」「うどん」「トースト」など

いま現役で動いてるのはほとんどない

幻の自販機たちなんじゃ!


マジかっ!?

わしが子どもの頃はまだかろうじてあったんじゃがな。

いまは現役機がほとんどなく

これそのものが観光の目玉になっとる。

おもしろいもんよのう。

で、ここではなにを食べられたんですか?

おう。

わしが食うたのは、

「うどん(300円)」

「チーズバーガー(220円)」じゃ!

うどんはどんな感じのものだったんですか?
うどんはこんな感じじゃな。
味の方はどうだったんだ?

そりゃ、超一流のお店とは比較できんぞ(笑)

ただ、ちゃんと麺は一旦湯きりがされとって

そこにつゆを足して出てくるいうシステムじゃけえ、

麺がでろでろいう感じでもなく、意外と旨かったわ。

ものは安全なんですか?

ああ。

ちゃんとオーナーが毎朝補充しとるものなんでな。

そのへんは問題ないんじゃ。

かなり手間かかってるんだな。

おう。

儲け度外視じゃないとできん相談じゃろうな。

そのへんも現役機が少ないいう理由なんじゃろうて。

では、チーズバーガーの方は?
チーズバーガーはこんな感じじゃな。
ちょっと中身がわかりづらいですね。
じゃあ、ちと広げてみるかの。
くぱぁ。


くぱぁとか言うな!
でも、中身はなかなかに悪くなさそうですね。

おう、なかなか旨かったぞ。

もっとも、コンビニで売ってる100円バーガーを

レンジでチンしたのと大差はない感じではあったがのう(笑)

あ~、いまはコンビニがあるから、

それもあって廃れたのか。

それも理由の一つじゃろうな。

昔は夜中になんか食おう思うたらこれしかなかったわけじゃが

いまはどこにでもコンビニはある。

たまに冷凍食品を温めて出す自販機ぐらいなら

いなかのPAとかで見ることもあるが

こういう生ものを出す自販機は必要とされとらんのじゃろうな。

なるほど。

いろいろな理由があって

こういう自販機が廃れていったんですね。

時代の潮流とはいえ、ちと寂しい気もするがな。

ま、ここはオーナーさんが熱意持ってされとるところじゃけえ、

当分なくなるいうことはあるまいて。

ぜひ続けて行ってほしいものですね。

ほうじゃな。

ちなみにここは映画「TOKYO TRIBE」のロケ地の一つでもあるんで

それを見るだけもおもしろいかもしれんな。


これはタダで見れるのか?

もちろん。

それもオーナーさんのご厚意じゃな。


しかし、今回は映画ではじめて、映画で終わるという、

今岡先生にはめずらしくきれいな落とし方でしたね。


めずらしいとかいうなや……。

ま、そんなわけで昭和レトロな「オートレストラン 鉄剣タロー」、みなさんも埼玉に行かれた際は、ぜひ足を運んでみてつかあさい!

さすがにブラウン管TVはないですのう。

ただレコーダー経由でなんとかなりますがの。

ちなみにレコーダーにはMDコンポも接続してあるんで

4方向からのサラウンドを実現しとります。

MD自体はもう聴くことないんじゃが、

意外なところで役に立ってくれとります(笑)

あのMDコンポ、なんの意味があるのかと思っていたら

そんなことに使ってやがったのか……。

本当に物持ちがいいやろうだな。

飯も食えるレトロゲーセンとか、行くしかないやつ!!
わりと楽しめましたわ。

カップラーメンの自販機やアイスの自販機もありますが

これらの中身はそこらでも買えるけえ

やはりメインはうどんやそば、トーストやチーズバーガーになるでしょうな。

ゲームは全部はおぼえとらんが、テトリスやストⅡターボがあったのは記憶しとりますわ。

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登場人物紹介

今岡英二公式ツイッター(一日トリビアつぶやき中)



■今岡英二(天使)


最近「小説のキャラよりキャラが立っている」といわれる、同コラボノベルの作者。

無駄に行動力だけはある。

なお、この絵は作者がバンド活動をしていたとき、知り合いのイラストレーターが作成してくれたお気に入りの一枚。現在はバンド活動から離れ、体重が増加したため、ここまでかっこよくはない。


「上京して十数年経つが、広島弁が抜けりゃあせんのう(笑)」とは本人の弁。


■今岡英二(悪魔)


悪魔イラストの割りに、天使と対立しているわけでもない。広島生まれ・広島育ちの根っからのカープファンだが、近年カープが人気しすぎて、年一回の帰省でも現地で野球が見れないのが最近の悩み。


「ええんじゃ。昔の貧乏な頃のカープに比べりゃあのう。みんなが見に来てくれて、潤うようになったカープがありゃあ、それだけでええんじゃ……」とは作者のコメント。

■今岡英二(お守り)


歴史オタク・読書オタク・漫画オタク・勉強オタクな今岡英二の変態担当、作家・ライター担当。自身の小説キャラを辟易とさせるなど、悪魔よりも悪魔っぽい存在。


「なんでそんなことまで知っているんだ」「ふつうそこまで知りませんよ」とキャラにつっこまれても、「勉強したけえの」と言えば大抵のことは許されると思っているなど、余計に性質が悪い。

ニコル・クロムウェル(Nicol=Cromwell)


「Dr.ニコルの検死FILE」の主人公。

作者・今岡英二のつっこみ役A。紳士然とした丁寧な語り口だが、作者に対してはたまに辛辣な物言いを吐く。たぶんストレスがたまっているんだね。

武松(ぶしょう)


「大宋退魔伝」の主人公。

作者・今岡英二のつっこみ役B。そろそろ「左近ちゃん 見参!」の三成にでもつっこみ役を代わってもらいたいと思っているが、同作のキャラアイコンが家紋なので却下され、最近やさぐれ気味。きっとストレスがたまっているんだね。

石田三成(いしだ・みつなり)


「左近ちゃん 見参!」の主人公。

同作ではいいツッコミ役を果たしていたが、作者の「キャラアイコンにしっくりくるのがなかったけえ、家紋にした」という一言のせいで、ここでは活躍の場を与えられないという憂き目に遭う。ごめんな。


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