196話② 戸越の由来の地「戸越八幡神社」

文字数 733文字

で、せっかくじゃけえ、今日は戸越の由来も教えといちゃろうかの。
由来?
それなら初回にやったような気がするんですが……
とうとうぼけたか?

ちがうちがう。

この前言うたんは、戸越銀座の由来。

戸越に銀座いうんが付けられた経緯を紹介したんよ。

今回のは、戸越いう地名のそもそもの由来じゃ。

そこまで調べたのか!!

ああ。

オフクロらをガイドするにあたって、事前にな。

なにがそこまで、そうさせるんだ……
だから、さも疑問そうな目で、こっちを見ないでくださいってば!!
みんな、そうするじゃろ?


しねえよ!!

わしの嫁さんは「ああ、いつものことね」いう感じじゃったがのう。

慣れてんだよ……

むしろ達観されてるだけですよ……

まあ、どっちでもええわ。

で、本題じゃが、戸越はもともと、「江戸を越えたところにある村」いうことで、「江戸越えの村」といわれとったんよ。

で、それがいつしか略されて「戸越」になったいうことなんじゃ。

マジかっ!!
それは知りませんでした!!

ほうじゃろ。

で、その証拠といっちゃあなんじゃが、ここには昔、願い事のよう叶う草庵・成就庵いうのがあったんじゃが、それを読んだ歌につぎのようなものがあるんよ。

「江戸越えて 清水の上の成就庵 ねがひの糸の とけぬ日はなし」 

で、これがその成就庵の跡に建てられた、

戸越八幡神社というわけなんよ。

そこまで行ってたのか!!

ああ。

実はこの神社、戸越銀座商店街から一本はいったところにあるんじゃが、その入り口は地味に距離があったんでな。

オフクロらには「ちょっと神社見てくるけえ、あんたらはゆっくり食うておきんさい!」いうて、ダッシュで見にいったもんよ。

そこまでしますか!!
おう、当然じゃろうて。
お前のいう当然って……
絶対、ふつうの人の当然ではないですからね……

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登場人物紹介

今岡英二公式ツイッター(一日トリビアつぶやき中)



■今岡英二(天使)


最近「小説のキャラよりキャラが立っている」といわれる、同コラボノベルの作者。

無駄に行動力だけはある。

なお、この絵は作者がバンド活動をしていたとき、知り合いのイラストレーターが作成してくれたお気に入りの一枚。現在はバンド活動から離れ、体重が増加したため、ここまでかっこよくはない。


「上京して十数年経つが、広島弁が抜けりゃあせんのう(笑)」とは本人の弁。


■今岡英二(悪魔)


悪魔イラストの割りに、天使と対立しているわけでもない。広島生まれ・広島育ちの根っからのカープファンだが、近年カープが人気しすぎて、年一回の帰省でも現地で野球が見れないのが最近の悩み。


「ええんじゃ。昔の貧乏な頃のカープに比べりゃあのう。みんなが見に来てくれて、潤うようになったカープがありゃあ、それだけでええんじゃ……」とは作者のコメント。

■今岡英二(お守り)


歴史オタク・読書オタク・漫画オタク・勉強オタクな今岡英二の変態担当、作家・ライター担当。自身の小説キャラを辟易とさせるなど、悪魔よりも悪魔っぽい存在。


「なんでそんなことまで知っているんだ」「ふつうそこまで知りませんよ」とキャラにつっこまれても、「勉強したけえの」と言えば大抵のことは許されると思っているなど、余計に性質が悪い。

ニコル・クロムウェル(Nicol=Cromwell)


「Dr.ニコルの検死FILE」の主人公。

作者・今岡英二のつっこみ役A。紳士然とした丁寧な語り口だが、作者に対してはたまに辛辣な物言いを吐く。たぶんストレスがたまっているんだね。

武松(ぶしょう)


「大宋退魔伝」の主人公。

作者・今岡英二のつっこみ役B。そろそろ「左近ちゃん 見参!」の三成にでもつっこみ役を代わってもらいたいと思っているが、同作のキャラアイコンが家紋なので却下され、最近やさぐれ気味。きっとストレスがたまっているんだね。

石田三成(いしだ・みつなり)


「左近ちゃん 見参!」の主人公。

同作ではいいツッコミ役を果たしていたが、作者の「キャラアイコンにしっくりくるのがなかったけえ、家紋にした」という一言のせいで、ここでは活躍の場を与えられないという憂き目に遭う。ごめんな。


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