71話① 【変】東京の珍スポット「東京大仏」

エピソード文字数 974文字

日本で一番大きな大仏は、どこにあるか知っとるか?

もちろん。

奈良の大仏ですよね?

正解じゃな。

じゃあ、二番目は?

鎌倉だろ?

うむ、正解じゃ。

じゃあ、三番目は?

さ、三番目……!!
それは聞いたことがねえな……
わからんか?
はい……
お手上げだな……

いけんのう。

三番目は板橋にある東京大仏よ!

そんなのがあるのか!?

おう、ある。

これがそうじゃ!!


マジだっ!!

これは板橋の乗蓮寺いうお寺さんにあるもんでな。

1977年に、かつて東京を襲った関東大震災や東京大空襲など、

悲惨な震災や戦災が再び起きないよう願いを込めて

建立されたものなんじゃ。

基本的に東京の平和のためのものなんですね。

じゃけえ、東京大仏と呼ばれとるんじゃろうな。
そんな東京砂漠みたいにいわれてもな……

ま、こればっかはしょうがないじゃろうな。

ちなみに乗蓮寺いう寺の名前より

東京大仏の方がとおりがええんじゃ。

周囲にも「東京大仏」いう看板はあるが

乗蓮寺いう看板はほとんどないけえな。

お寺としては、それでもいいんでしょうか?

ええんじゃないかの?

奈良の大仏の「東大寺」はよう知られとるが、

鎌倉の大仏の「高徳院」はあまり知られとらんしな。

たしかに!!

とおりがええ通称を持つと、

どこも同じような悩みを抱えとるじゃろうて。

じゃが、ここは東京大仏以外もわりと見どころが多いんで

そういうところもぜひ見て行ってほしいもんじゃな。

見どころ?

どんなのがあるんだ?

まずはこの閻魔堂じゃな。

これは寺の入り口にあるんで

見落とすことは無かろうて。

お次は福寿観音に七福神。

いろいろありがたい仏像が拝めるいう寸法じゃな。

ほんと、いろいろあるんだな。

ああ。

他にも写真を撮り忘れたが、

植村直己の墓とかもあるで。

冒険家の?
うむ、そうじゃ。

たしかあの方、登山中に消息不明になって

ご遺体も見つかっていなかったんじゃあ……?

ほうじゃな。

1984年にマッキンリーで消息を絶って、そのまま行方不明じゃけえな。

なので、これはお墓いうよりは供養碑に近いかの。

それでいいのか?

お墓に必ずしも遺骨がなきゃならんというルールはないんで問題はあるまいて。

実際、わしの爺ちゃんの弟、つまりは大叔父にあたるひとは

広島の原爆で蒸発して、遺骨もなにも見つかっておらんけえな。

さらっと爆弾発言するな!!
爆弾だけにか?
…………。
…………。
あ~、なんか、すまんかった……
わかりゃいいんだ。

ワンクリックで応援できます。
(ログインが必要です)
※これは自由参加コラボです。誰でも書き込むことができます。

※コラボに参加するためにはログインが必要です。ログイン後にセリフを投稿できます。

登場人物紹介

今岡英二公式ツイッター(一日トリビアつぶやき中)



■今岡英二(天使)


最近「小説のキャラよりキャラが立っている」といわれる、同コラボノベルの作者。

無駄に行動力だけはある。

なお、この絵は作者がバンド活動をしていたとき、知り合いのイラストレーターが作成してくれたお気に入りの一枚。現在はバンド活動から離れ、体重が増加したため、ここまでかっこよくはない。


「上京して十数年経つが、広島弁が抜けりゃあせんのう(笑)」とは本人の弁。


■今岡英二(悪魔)


悪魔イラストの割りに、天使と対立しているわけでもない。広島生まれ・広島育ちの根っからのカープファンだが、近年カープが人気しすぎて、年一回の帰省でも現地で野球が見れないのが最近の悩み。


「ええんじゃ。昔の貧乏な頃のカープに比べりゃあのう。みんなが見に来てくれて、潤うようになったカープがありゃあ、それだけでええんじゃ……」とは作者のコメント。

■今岡英二(お守り)


歴史オタク・読書オタク・漫画オタク・勉強オタクな今岡英二の変態担当、作家・ライター担当。自身の小説キャラを辟易とさせるなど、悪魔よりも悪魔っぽい存在。


「なんでそんなことまで知っているんだ」「ふつうそこまで知りませんよ」とキャラにつっこまれても、「勉強したけえの」と言えば大抵のことは許されると思っているなど、余計に性質が悪い。

ニコル・クロムウェル(Nicol=Cromwell)


「Dr.ニコルの検死FILE」の主人公。

作者・今岡英二のつっこみ役A。紳士然とした丁寧な語り口だが、作者に対してはたまに辛辣な物言いを吐く。たぶんストレスがたまっているんだね。

武松(ぶしょう)


「大宋退魔伝」の主人公。

作者・今岡英二のつっこみ役B。そろそろ「左近ちゃん 見参!」の三成にでもつっこみ役を代わってもらいたいと思っているが、同作のキャラアイコンが家紋なので却下され、最近やさぐれ気味。きっとストレスがたまっているんだね。

石田三成(いしだ・みつなり)


「左近ちゃん 見参!」の主人公。

同作ではいいツッコミ役を果たしていたが、作者の「キャラアイコンにしっくりくるのがなかったけえ、家紋にした」という一言のせいで、ここでは活躍の場を与えられないという憂き目に遭う。ごめんな。


ビューワー設定

背景色
  • 生成り
  • 水色