115話②【変】無料で見学できる「四條畷市立歴史民俗資料館」

文字数 1,142文字

で、この四条畷のことを知りたい思うたら、「四條畷市立歴史民俗資料館」がオススメなんよ。
ほんと、そういうところも好きだよな、お前……
その土地その土地の歴史を知るいうんは、大事なことで。
言いたいことはわかりますけどね……

で、ここはけっして規模がでかいとはいえんのじゃが、無料のわりに懇切丁寧に作りこまれとるんで、見どころは十分といえようてな。

小規模でも、見どころ十分か。
しかも無料なのはありがたいですね。

おう。

くわえて、その時その時で特別展なんかもやっとるんじゃが、そういうのもだいたい無料で見れるけえ、そこもオススメポイントといえようてな。

特別展もですか?

全部が全部、そうじゃないんかもしれんがの。

わしが行った時の特別展は無料じゃったし、ネットで調べた時もそうじゃったけえ、わりと特別展も無料なんじゃろうじゃ。

で、これがその「四條畷市立歴史民俗資料館」よ。

ほう、なかなかおもしろそうだな!
無料なら気軽に見れそうなのもいいですね!

そういうことよ。

ちなみに展示内容は、歴史全般いう感じじゃああるが、メインは古墳時代いう感じじゃったのう。

なにか理由はあるんでしょうか?

ああ。

京や大坂に近かったいうせいもあって、わりと早くから人の手が入っとったようでな。

同市では古墳が比較的ようけえ見つかっとるんよ。

マジかっ!?

で、太平記の時代、つまり南北朝の時代もそれなりに脚光をあびはするが、それ以降はわりと影が薄い地域になってしまうけえな。

自ずと古墳時代あたりにスポットをあびせる感じになるんじゃろうて。

言葉のチョイスが……
辛辣すぎねえか……?

しょうがなかろうて。

戦国時代は畠山氏や三好氏の支配地域じゃったわけなんじゃが、よほどの歴史好きじゃないと、いまいちピンとこんじゃろうが。

たしかに。
しかも畠山氏や三好氏の支配地域ではあったものの、支城が置かれこそすれ、居城が置かれたわけでもないけえ、いかんせん地味よの。
では、江戸時代は?

天領じゃった。

つまりは幕府直轄の支配地域じゃな。

で、同じ天領でも倉敷みたいに商業的に発展すりゃあまだしも、ここは天領の農業地帯として江戸期をずっと過ごしてきたんで……やはり地味なんよ。

地味なのか……
もうしょうがないですね……

ま、考古学的に興味がある人には十分楽しめようけえ、問題はなかろうて。

『太平記』が好きな人にも、それなりに見どころはある。

戦国時代や幕末にしか興味がない人には、無理には勧められん。

ほんと、正直ですね。
それがわしの美徳じゃけえな。
はいはい……
はいはい……
そんなわけで、「小楠公御墓所」「和田賢秀公墓」、また、地域の考古学を無料で楽しむことができる「四條畷市立歴史民俗資料館」、みなさんも四条畷に足を運ばれることがあれば、ぜひ立ち寄ってみてつかあさい!!

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登場人物紹介

今岡英二公式ツイッター(一日トリビアつぶやき中)



■今岡英二(天使)


最近「小説のキャラよりキャラが立っている」といわれる、同コラボノベルの作者。

無駄に行動力だけはある。

なお、この絵は作者がバンド活動をしていたとき、知り合いのイラストレーターが作成してくれたお気に入りの一枚。現在はバンド活動から離れ、体重が増加したため、ここまでかっこよくはない。


「上京して十数年経つが、広島弁が抜けりゃあせんのう(笑)」とは本人の弁。


■今岡英二(悪魔)


悪魔イラストの割りに、天使と対立しているわけでもない。広島生まれ・広島育ちの根っからのカープファンだが、近年カープが人気しすぎて、年一回の帰省でも現地で野球が見れないのが最近の悩み。


「ええんじゃ。昔の貧乏な頃のカープに比べりゃあのう。みんなが見に来てくれて、潤うようになったカープがありゃあ、それだけでええんじゃ……」とは作者のコメント。

■今岡英二(お守り)


歴史オタク・読書オタク・漫画オタク・勉強オタクな今岡英二の変態担当、作家・ライター担当。自身の小説キャラを辟易とさせるなど、悪魔よりも悪魔っぽい存在。


「なんでそんなことまで知っているんだ」「ふつうそこまで知りませんよ」とキャラにつっこまれても、「勉強したけえの」と言えば大抵のことは許されると思っているなど、余計に性質が悪い。

ニコル・クロムウェル(Nicol=Cromwell)


「Dr.ニコルの検死FILE」の主人公。

作者・今岡英二のつっこみ役A。紳士然とした丁寧な語り口だが、作者に対してはたまに辛辣な物言いを吐く。たぶんストレスがたまっているんだね。

武松(ぶしょう)


「大宋退魔伝」の主人公。

作者・今岡英二のつっこみ役B。そろそろ「左近ちゃん 見参!」の三成にでもつっこみ役を代わってもらいたいと思っているが、同作のキャラアイコンが家紋なので却下され、最近やさぐれ気味。きっとストレスがたまっているんだね。

石田三成(いしだ・みつなり)


「左近ちゃん 見参!」の主人公。

同作ではいいツッコミ役を果たしていたが、作者の「キャラアイコンにしっくりくるのがなかったけえ、家紋にした」という一言のせいで、ここでは活躍の場を与えられないという憂き目に遭う。ごめんな。


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