96話  【変】新橋・汐留の「浜離宮恩賜庭園」

文字数 857文字

昨日は新橋・汐留エリアの名店を紹介したけえ、今日は同じエリアの名所を紹介しちゃろうかの。
名所?
昨日は昨日で旧新橋停車場を紹介してましたけど、ああいうのですか?
いや、あれは無料で見られるちょっとした名所じゃが、今日紹介するんはガチの名所じゃ。
そんなのがあるんですか?

ああ。

それがこの「浜離宮恩賜庭園」よ。

恩賜庭園ということは、もともとは宮内庁管轄だったってことですか?

ほうじゃな。

もっといえば、ここはもともと甲府徳川家の下屋敷じゃったんよ。

で、甲府藩主じゃった徳川家宣が第六代将軍になったことで、甲府徳川家は絶家、つまり跡取りなしで将軍家に吸収されてしもうたんで、甲府徳川家の下屋敷じゃったこの庭園も、そのまま将軍家のものとなったんじゃ。

そして明治維新の後は宮内省(現在の宮内庁)の管轄となり、離宮として活用されると同時に、鹿鳴館ができるまでは迎賓館としても活用されたということじゃ。

で、戦後に下賜されたってことか。

そういうこと。

GHQの命令で1945年(昭和20年)に東京都に下賜されて、翌1946年(昭和21年)に都立庭園として公開されるに至ったというわけじゃ。

紆余曲折があったんですね。

ああ。

じゃが、将軍家や天皇家が愛した庭園だけに、いまでも見どころは十分なんで。季節ごとの花々は見事なもんじゃし、街中にありながら自然は豊かじゃし、いうことない庭園なんよ。

そう、これがその「浜離宮恩賜庭園」の中身じゃ!!

ほう、見事なもんだな!!
言うだけありますね!!

ほうじゃろう。

ここは入園料として300円ほど必要なんじゃが、この中身を見れば、十分おつりがくるぐらいよ。

たしかにな。
桜も多種多様なものが何本も植えられとるけえ、見ごろの時期もわりと長いそうな。
いろんな桜か!
いいですね!!

夜はライトアップもしとるそうなけえ、桜の時期には夜行くんもえかろうてな。


そんなわけで樹齢300年を超える松もある、都心の中にありながら自然豊かな「浜離宮恩賜庭園」、みなさんも新橋・汐留エリアに行く機会あらば、ぜひ一度訪れてみてつかあさい!!

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登場人物紹介

今岡英二公式ツイッター(一日トリビアつぶやき中)



■今岡英二(天使)


最近「小説のキャラよりキャラが立っている」といわれる、同コラボノベルの作者。

無駄に行動力だけはある。

なお、この絵は作者がバンド活動をしていたとき、知り合いのイラストレーターが作成してくれたお気に入りの一枚。現在はバンド活動から離れ、体重が増加したため、ここまでかっこよくはない。


「上京して十数年経つが、広島弁が抜けりゃあせんのう(笑)」とは本人の弁。


■今岡英二(悪魔)


悪魔イラストの割りに、天使と対立しているわけでもない。広島生まれ・広島育ちの根っからのカープファンだが、近年カープが人気しすぎて、年一回の帰省でも現地で野球が見れないのが最近の悩み。


「ええんじゃ。昔の貧乏な頃のカープに比べりゃあのう。みんなが見に来てくれて、潤うようになったカープがありゃあ、それだけでええんじゃ……」とは作者のコメント。

■今岡英二(お守り)


歴史オタク・読書オタク・漫画オタク・勉強オタクな今岡英二の変態担当、作家・ライター担当。自身の小説キャラを辟易とさせるなど、悪魔よりも悪魔っぽい存在。


「なんでそんなことまで知っているんだ」「ふつうそこまで知りませんよ」とキャラにつっこまれても、「勉強したけえの」と言えば大抵のことは許されると思っているなど、余計に性質が悪い。

ニコル・クロムウェル(Nicol=Cromwell)


「Dr.ニコルの検死FILE」の主人公。

作者・今岡英二のつっこみ役A。紳士然とした丁寧な語り口だが、作者に対してはたまに辛辣な物言いを吐く。たぶんストレスがたまっているんだね。

武松(ぶしょう)


「大宋退魔伝」の主人公。

作者・今岡英二のつっこみ役B。そろそろ「左近ちゃん 見参!」の三成にでもつっこみ役を代わってもらいたいと思っているが、同作のキャラアイコンが家紋なので却下され、最近やさぐれ気味。きっとストレスがたまっているんだね。

石田三成(いしだ・みつなり)


「左近ちゃん 見参!」の主人公。

同作ではいいツッコミ役を果たしていたが、作者の「キャラアイコンにしっくりくるのがなかったけえ、家紋にした」という一言のせいで、ここでは活躍の場を与えられないという憂き目に遭う。ごめんな。


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