123話① 「浦和競馬」雨でも開催

文字数 693文字

今日も浦和競馬の魅力を紹介しちゃろう。
そんなところあるのか?

ああ。

もちろんあるで。

どんなところですか?

まずそうじゃな。

いまは競馬ブームで地方競馬も打ち上げがのびとるんじゃが

それには「夜間開催によるネット売り上げ」が大いに貢献しとるんよ。

南関東競馬もそうなんですか?

ああ。

大井も川崎も船橋もどんどん夜間開催をやっとる。

大井はトゥインクルレース、

川崎はスパーキングナイター、

船橋はハートビートナイターと銘打って

それぞれナイター競馬を開催しとるわ。

浦和は?
やっとらん。
おいっ!!

しょうがないんじゃ。

浦和は住宅街の中にあるけえ、

近隣迷惑になる夜間レースができんのよ。

そりゃ、しょうがないな……
しかし、なんで住宅街の中にあるんですか?

住宅地の中にあるいうても

はなっからそんなところに作ったわけじゃないんじゃ。

住宅地のほうが後からできたんよ。

後から?

ああ。

これは浦和競馬場の特徴でもあるんじゃ。

なんせもともと戦後間もない1947年にスタートしたもんじゃけえな。

当時は周囲になにもなかったかもしれんが

どんどん開発が進んで、いまでは住宅街の中にポツンというありさまよ。

なるほど、そういう事情があったんですね。

そういうこと。

ただ、そのおかげでなかなか他では味わえん雰囲気があるけえ、

わしは嫌いじゃないがの。

お前さんらしいよ……

とくに雨中で開催される競馬にも

なかなか乙な雰囲気があってええもんで。

そういうものですか?

ああ。

これが雨中で開催された浦和競馬よ!

たしかに落ち着いた雰囲気で……
悪くはねえな。
じゃろう?
しかし、こういうのが好きって……
ほんと、趣味どうかしたほうがいいぞ……
なんともならんじゃろうな。

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登場人物紹介

今岡英二公式ツイッター(一日トリビアつぶやき中)



■今岡英二(天使)


最近「小説のキャラよりキャラが立っている」といわれる、同コラボノベルの作者。

無駄に行動力だけはある。

なお、この絵は作者がバンド活動をしていたとき、知り合いのイラストレーターが作成してくれたお気に入りの一枚。現在はバンド活動から離れ、体重が増加したため、ここまでかっこよくはない。


「上京して十数年経つが、広島弁が抜けりゃあせんのう(笑)」とは本人の弁。


■今岡英二(悪魔)


悪魔イラストの割りに、天使と対立しているわけでもない。広島生まれ・広島育ちの根っからのカープファンだが、近年カープが人気しすぎて、年一回の帰省でも現地で野球が見れないのが最近の悩み。


「ええんじゃ。昔の貧乏な頃のカープに比べりゃあのう。みんなが見に来てくれて、潤うようになったカープがありゃあ、それだけでええんじゃ……」とは作者のコメント。

■今岡英二(お守り)


歴史オタク・読書オタク・漫画オタク・勉強オタクな今岡英二の変態担当、作家・ライター担当。自身の小説キャラを辟易とさせるなど、悪魔よりも悪魔っぽい存在。


「なんでそんなことまで知っているんだ」「ふつうそこまで知りませんよ」とキャラにつっこまれても、「勉強したけえの」と言えば大抵のことは許されると思っているなど、余計に性質が悪い。

ニコル・クロムウェル(Nicol=Cromwell)


「Dr.ニコルの検死FILE」の主人公。

作者・今岡英二のつっこみ役A。紳士然とした丁寧な語り口だが、作者に対してはたまに辛辣な物言いを吐く。たぶんストレスがたまっているんだね。

武松(ぶしょう)


「大宋退魔伝」の主人公。

作者・今岡英二のつっこみ役B。そろそろ「左近ちゃん 見参!」の三成にでもつっこみ役を代わってもらいたいと思っているが、同作のキャラアイコンが家紋なので却下され、最近やさぐれ気味。きっとストレスがたまっているんだね。

石田三成(いしだ・みつなり)


「左近ちゃん 見参!」の主人公。

同作ではいいツッコミ役を果たしていたが、作者の「キャラアイコンにしっくりくるのがなかったけえ、家紋にした」という一言のせいで、ここでは活躍の場を与えられないという憂き目に遭う。ごめんな。


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