52話① 鹿児島の老舗ラーメン「こむらさき」

エピソード文字数 1,115文字

そういえば以前の鹿児島回では、

えらいもん紹介してくれやがったよな?

ほうじゃったかの?

ふつう、村役場とか見に行きたがる奴がいると思うか?

わしは見に行くで。

役場そのものが重文扱いの建築物いうこともあるんでな。

そういうのを見に行くのはおもしろかろう?

そういうやつばっかりじゃねえんだよ!

しょうがなかろう。

桜島でも明治維新でもない変わり種を紹介せえ言われたんじゃけえ。

そうするしかなかったんじゃ。


では、せめて明治維新関連でもいいので、

もうちょっと一般の人が楽しめるものはありませんか?

ほうじゃのう。

それなら西郷さんの銅像かのう。

上野にあるやつとは違うのか?

おう、あれは着流しのラフなやつじゃろ。

実は鹿児島市内に立ってる西郷さんは軍服姿の立派なもんなんじゃ。

たしかにこれはなかなかなものですね。

でも、これは市内でもわりとわかりやすいところにあるので、

鹿児島に行かれた方は大抵見ているんじゃないんですか?

ほうじゃろうのう。
ふつう過ぎませんか?

ふつうがダメとか、

わしが言うのもなんじゃが、

最近わしにされとらんか?

…………。(ショックを受けて無言の涙)

あ~、まあ、その、なんだ……。

ニコルの言いたいことは、俺もわからんでもないぜ。

あまりにもふつう過ぎると、物足りないっていうかなんというか。

ちと落ちつかねえんだ。

ふっふっふっ、わしのことをまだ理解しておらんようじゃな。
うん?
わしがそんなふつうのもんを紹介しただけで

終わるわけがなかろう。

……と、いうと?

わしがすすめたいのは、

むしろこっちのほうなんじゃ。

出でよ、西郷さん2号!!


でかっ!!

さっきの西郷さんも大きかったですけど、

こっちはさらに大きくないですか?

おう、こっちの西郷さんは鹿児島空港近くの「西郷公園」にある銅像でな。

高さは画像にもあるように、鹿児島市内の西郷像の2倍の10.5m

人物像としては日本一の高さを誇っとる、まぎれもない逸品なんじゃ!

これは知りませんでした……。

ほうじゃろ。これは空港近くにあるんじゃが、

旅行に来た人はわりとすぐそのまま市内に向かうし、

帰りの便に乗ろうという人は

公園の閉園時間(17:00まで)に間に合わんいうことで、

意外と見落とされがちな銅像なんじゃ。

そんなに近いんですか?

おう。ただ道路を挟んで行かにゃあいけんので、

歩いて7~8分かかるというのも地味にめんどうくさく、

それも人があまり寄り付かん要因かもしれんの。

それでもてめえは行ったんだよな?

わしが行かんで誰が行くんじゃ?

このわしじゃぞ?

お、おう。そうだな……。
さすが変人であることにかけては、説得力がありますね……。
褒めてもなにも出んけえな。(照)
(もう、やだ。こいつ……)
(早くなんとかしないと……)

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登場人物紹介

今岡英二(天使)


最近「小説のキャラよりキャラが立っている」といわれる、同コラボノベルの作者。

無駄に行動力だけはある。

なお、この絵は作者がバンド活動をしていたとき、知り合いのイラストレーターが作成してくれたお気に入りの一枚。現在はバンド活動から離れ、体重が増加したため、ここまでかっこよくはない。


「上京して十数年経つが、広島弁が抜けりゃあせんのう(笑)」とは本人の弁。


今岡英二(悪魔)


悪魔イラストの割りに、天使と対立しているわけでもない。広島生まれ・広島育ちの根っからのカープファンだが、近年カープが人気しすぎて、年一回の帰省でも現地で野球が見れないのが最近の悩み。


「ええんじゃ。昔の貧乏な頃のカープに比べりゃあのう。みんなが見に来てくれて、潤うようになったカープがありゃあ、それだけでええんじゃ……」とは作者のコメント。

今岡英二(お守り)


歴史オタク・読書オタク・漫画オタク・勉強オタクな今岡英二の変態担当、作家・ライター担当。自身の小説キャラを辟易とさせるなど、悪魔よりも悪魔っぽい存在。


「なんでそんなことまで知っているんだ」「ふつうそこまで知りませんよ」とキャラにつっこまれても、「勉強したけえの」と言えば大抵のことは許されると思っているなど、余計に性質が悪い。

ニコル・クロムウェル(Nicol=Cromwell)


「Dr.ニコルの検死FILE」の主人公。

作者・今岡英二のつっこみ役A。紳士然とした丁寧な語り口だが、作者に対してはたまに辛辣な物言いを吐く。たぶんストレスがたまっているんだね。

武松(ぶしょう)


「大宋退魔伝」の主人公。

作者・今岡英二のつっこみ役B。そろそろ「左近ちゃん 見参!」の三成にでもつっこみ役を代わってもらいたいと思っているが、同作のキャラアイコンが家紋なので却下され、最近やさぐれ気味。きっとストレスがたまっているんだね。

石田三成(いしだ・みつなり)


「左近ちゃん 見参!」の主人公。

同作ではいいツッコミ役を果たしていたが、作者の「キャラアイコンにしっくりくるのがなかったけえ、家紋にした」という一言のせいで、ここでは活躍の場を与えられないという憂き目に遭う。ごめんな。


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