203話① 都内23区で一番の温泉地「蒲田温泉」

文字数 871文字

都内23区で一番の温泉地ってどこか知っとるか?
都内一の温泉地?
むしろ都内で湯なんて湧くのか?

ああ、むろんのこと。

地震大国で火山大国の日本をばかにしなさんな。

ちゃんと湯量さえありゃあ、どこだって湧き出すで。

マジか……
しかし、都内でとなると、いまいちピンときませんね……

そんなことじゃあいけんのう。

実は蒲田こそが、都内一の温泉地なんよ。

マジかっ!!

ああ、マジもマジよ。

というのも、蒲田周辺は「黒湯」と呼ばれとる天然温泉が湧き出しとってな。

それを利用した銭湯やらが数多くあるんじゃ。

その数、なんと20か所ほど。

これは都内でも最多の数をほこるんじゃ。

たしかに多いですね!
しかし、蒲田って温泉地ってイメージはないんだが……

まあ、ほうじゃろうな。

さっきも言うたように、銭湯形式で温泉につかれるところが多いんじゃ。

なので、みんながイメージしとるような「温泉地」「温泉街」いうんは存在せんのよ。

なんでえ……

ほいじゃが、そこいらの銭湯でも、使っとるお湯は掛け値なしの「天然温泉」

見た目がそれっぽい「偽温泉」と、見た目は銭湯なのに中身は「天然温泉」。

お前らじゃったら、どっちに行きたいかの?

そりゃ……
天然の方ですね……

ほうじゃろ。

というわけで、蒲田で温泉につかりたいなら、

ここ「蒲田温泉」をオススメするわ!


なんだこりゃ!!

ここは昭和12年(1937年)創業の温泉銭湯「蒲田温泉」よ。

一見すると、やはりふつうの銭湯なんじゃが、温泉成分はまさしく本物なんで。

ここも戦前からの営業ですか!?

おう。

なので、ここも蒲田の中では老舗中の老舗いうことじゃな。

ただ、老舗ゆえか、ここの奥の湯船はけっこう熱いけえ気つけえよ。

そんなに熱いのか?

ああ。

なんせテレビ番組「マツコ&有吉の怒り新党」で 「新・3大熱い銭湯」の1つとして、紹介されたぐらいじゃけえな。

その湯温、なんと45℃じゃ。

45℃!?

おう。

長湯はできんじゃろうが、入るんじゃったら、覚悟を決めて入ることをオススメするわ。

覚悟を決めて入る温泉か……
温泉ってくつろぐ場所のイメージなんですが……

常識がくつがえりそうだな……


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登場人物紹介

今岡英二公式ツイッター(一日トリビアつぶやき中)



■今岡英二(天使)


最近「小説のキャラよりキャラが立っている」といわれる、同コラボノベルの作者。

無駄に行動力だけはある。

なお、この絵は作者がバンド活動をしていたとき、知り合いのイラストレーターが作成してくれたお気に入りの一枚。現在はバンド活動から離れ、体重が増加したため、ここまでかっこよくはない。


「上京して十数年経つが、広島弁が抜けりゃあせんのう(笑)」とは本人の弁。


■今岡英二(悪魔)


悪魔イラストの割りに、天使と対立しているわけでもない。広島生まれ・広島育ちの根っからのカープファンだが、近年カープが人気しすぎて、年一回の帰省でも現地で野球が見れないのが最近の悩み。


「ええんじゃ。昔の貧乏な頃のカープに比べりゃあのう。みんなが見に来てくれて、潤うようになったカープがありゃあ、それだけでええんじゃ……」とは作者のコメント。

■今岡英二(お守り)


歴史オタク・読書オタク・漫画オタク・勉強オタクな今岡英二の変態担当、作家・ライター担当。自身の小説キャラを辟易とさせるなど、悪魔よりも悪魔っぽい存在。


「なんでそんなことまで知っているんだ」「ふつうそこまで知りませんよ」とキャラにつっこまれても、「勉強したけえの」と言えば大抵のことは許されると思っているなど、余計に性質が悪い。

ニコル・クロムウェル(Nicol=Cromwell)


「Dr.ニコルの検死FILE」の主人公。

作者・今岡英二のつっこみ役A。紳士然とした丁寧な語り口だが、作者に対してはたまに辛辣な物言いを吐く。たぶんストレスがたまっているんだね。

武松(ぶしょう)


「大宋退魔伝」の主人公。

作者・今岡英二のつっこみ役B。そろそろ「左近ちゃん 見参!」の三成にでもつっこみ役を代わってもらいたいと思っているが、同作のキャラアイコンが家紋なので却下され、最近やさぐれ気味。きっとストレスがたまっているんだね。

石田三成(いしだ・みつなり)


「左近ちゃん 見参!」の主人公。

同作ではいいツッコミ役を果たしていたが、作者の「キャラアイコンにしっくりくるのがなかったけえ、家紋にした」という一言のせいで、ここでは活躍の場を与えられないという憂き目に遭う。ごめんな。


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