207話② 1635年創業の「郷土料理 五志喜 本店」

文字数 836文字

ま、そんなわけで松山城を見た後は、松山の市街地でうまいもんを食わんといけんじゃろうて。
ほう、今日はどんなのをオススメしてくれんだ?
松山いうたら、やはり鯛を食わんといけんじゃろうてな。

鯛か!!

いいな!!

では、鯛飯とかでしょうか?

いや。

わしがオススメするんは、鯛飯じゃのうて、鯛茶漬けじゃな。

鯛茶漬け?

おう。

今回紹介する「郷土料理 五志喜 本店」さんの出すメニューの中でも、トップクラスの人気をほこっとる逸品なんよ。

ほう、有名な店なのか?

ああ。

なんせ寛永12年(1635年)創業の老舗中の老舗じゃけえな。

380年以上かっ!!

おう。

正確には五色そうめんを出しとる森川いう会社が本業なんじゃがの。

ただ、そこが直営でやっとる、本場の味ではあるいうわけなんよ。

会社自体がそのときからあるって……
けっこうすごいことだよな……

そんだけ、ええ味を守り続けとるいうことじゃろうて。

で、これがそのオススメメニュー「鯛茶漬けランチ(1,600円)」よ!!

おいしそうですね!!
しかもボリュームもあるんだな!

ああ。

これは「鯛茶漬け、ジャコカツ、本日の小鉢、釜揚げちりめんサラダ、味噌汁」がワンセットになっとるやつじゃけえな。

同じく松山名物のジャコカツも一緒に味わえるいうんが、ありがたいところよ。

しかし、鯛茶漬けってどうやって食えばいいんだ?

おう。

これは1日ほど時間かけて昆布締めにされた鯛の切り身でな。

こいつを甘辛い溜り返しに軽くつけてから、

おひつからよそったご飯の上に乗せて、お出汁をかける。

だいたいご飯3杯ぐらいいけるけえ、切り身や出汁はバランスを考えて使うとええんよ。

それはいい情報ですね。

ちゃんと事前に店員さんにおそわったけえな。

わからんことは、素直に聞くんが一番じゃて。

ほんと、てめえのコミュニケーション能力……
いったいどうなっているんですか……
そんなわけで寛永12年(1635年)創業の「郷土料理 五志喜 本店」、みなさんも松山に行かれることがあればぜひ一度足を運んでみてつかあさい!!

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登場人物紹介

今岡英二公式ツイッター(一日トリビアつぶやき中)



■今岡英二(天使)


最近「小説のキャラよりキャラが立っている」といわれる、同コラボノベルの作者。

無駄に行動力だけはある。

なお、この絵は作者がバンド活動をしていたとき、知り合いのイラストレーターが作成してくれたお気に入りの一枚。現在はバンド活動から離れ、体重が増加したため、ここまでかっこよくはない。


「上京して十数年経つが、広島弁が抜けりゃあせんのう(笑)」とは本人の弁。


■今岡英二(悪魔)


悪魔イラストの割りに、天使と対立しているわけでもない。広島生まれ・広島育ちの根っからのカープファンだが、近年カープが人気しすぎて、年一回の帰省でも現地で野球が見れないのが最近の悩み。


「ええんじゃ。昔の貧乏な頃のカープに比べりゃあのう。みんなが見に来てくれて、潤うようになったカープがありゃあ、それだけでええんじゃ……」とは作者のコメント。

■今岡英二(お守り)


歴史オタク・読書オタク・漫画オタク・勉強オタクな今岡英二の変態担当、作家・ライター担当。自身の小説キャラを辟易とさせるなど、悪魔よりも悪魔っぽい存在。


「なんでそんなことまで知っているんだ」「ふつうそこまで知りませんよ」とキャラにつっこまれても、「勉強したけえの」と言えば大抵のことは許されると思っているなど、余計に性質が悪い。

ニコル・クロムウェル(Nicol=Cromwell)


「Dr.ニコルの検死FILE」の主人公。

作者・今岡英二のつっこみ役A。紳士然とした丁寧な語り口だが、作者に対してはたまに辛辣な物言いを吐く。たぶんストレスがたまっているんだね。

武松(ぶしょう)


「大宋退魔伝」の主人公。

作者・今岡英二のつっこみ役B。そろそろ「左近ちゃん 見参!」の三成にでもつっこみ役を代わってもらいたいと思っているが、同作のキャラアイコンが家紋なので却下され、最近やさぐれ気味。きっとストレスがたまっているんだね。

石田三成(いしだ・みつなり)


「左近ちゃん 見参!」の主人公。

同作ではいいツッコミ役を果たしていたが、作者の「キャラアイコンにしっくりくるのがなかったけえ、家紋にした」という一言のせいで、ここでは活躍の場を与えられないという憂き目に遭う。ごめんな。


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