202話② 芸能人がこよなく愛す蒲田「鳥久」

文字数 1,130文字

ほいじゃあ、その蒲田にある名店をひとつ、紹介しちゃろうかの。
どんな店なんだ?
弁当屋。


おいっ!!

そのどこが名店なんですか!!

いや、今回紹介するんは、昔から映画関係者やTV関係者がロケ弁として愛用しとる弁当屋なんよ。

それこそ蒲田の名店中の名店なんで。

昔から?
老舗ってことなんですか?

ああ。

なんせ創業は昭和3年(1928年)

90年以上の歴史を誇る店じゃけえな。

古いなっ!!

しかしオンボロいうわけでもない。

外観だってこのとおりじゃ。

雰囲気があるな!!
むしろ弁当屋とは思えないような格式があるんですが!!

ほうじゃろ。

この「鳥久」さんは鶏料理専門の弁当屋として、戦前からここで営業をされとるんよ。

鶏料理専門か。
ってことは、おススメはから揚げ弁当ですか?

おう。

わしがオススメするんは、これよ!

鳥久の「鮭弁当(800円)」よ!!


から揚げじゃねえ!!

どういうことですか!?

いや、違うんよ。

ここは基本的にからあげ付きになっとるんじゃ。

なので、「から揚げ弁当」自体も人気があるんじゃが、それ以上に「鮭弁当(800円)」の方が人気あるんじゃ。

マジか……

おう。

なんせ鮭弁当なら、から揚げも鮭もご飯のおかずになるわけじゃけえな。

それ以外に、から揚げに焼き鳥も付いた「特製弁当(730円)」や、ご飯にそぼろが乗っかった「から揚げそぼろ弁当(700円)」なんかも人気じゃな。

から揚げ以外も楽しみたいって人が多いんですね。

ま、そういうことよ。

しかもここはさっき言うたように、ロケ弁でもよう使われる。

なので芸能界にもここの弁当ファンがけっこうおるんよ。

有名なところでは、松本人志さんやマツコ・デラックスさんもここの弁当のファンであることを広言しとるそうな。

マジかっ!!
バカリズムさんに至っては、舞台に鳥久のペイントを施して出たそうなで。
マニアックすぎるだろ!!
むしろ業界受けしかしない気がするんですが……

本人がそれでええんなら、それでよかろうて。

ま、そういうのもあって、ランチタイムでも売り切れ必至いうところなんよ。

ランチタイムで!?

ああ。

なので、どうしても食べたいいう人は、むしろあまり人がいかん昼の3~4時ぐらいに寄って、夕飯用に買っておくという楽しみ方をオススメするわ。

これなら、さほど並ばずに買えようしの。

なるほどな。
ちなみに「鳥久」は本店以外に2店舗、つまり蒲田周辺で3店舗ほど営業されとるんで、どうしても食いたいいうときは、その3店舗を訪ね歩くいうのも一つの手ではあるがの。
そこまでしても……
食べたくなる気持ちはわからないでもないな……
そんなわけでTV業界からもこよなく愛されている蒲田の老舗弁当屋「鳥久」、みなさんも蒲田に行かれる機会があれば、ぜひ一度立ち寄ってみてつかあさい!!

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登場人物紹介

今岡英二公式ツイッター(一日トリビアつぶやき中)



■今岡英二(天使)


最近「小説のキャラよりキャラが立っている」といわれる、同コラボノベルの作者。

無駄に行動力だけはある。

なお、この絵は作者がバンド活動をしていたとき、知り合いのイラストレーターが作成してくれたお気に入りの一枚。現在はバンド活動から離れ、体重が増加したため、ここまでかっこよくはない。


「上京して十数年経つが、広島弁が抜けりゃあせんのう(笑)」とは本人の弁。


■今岡英二(悪魔)


悪魔イラストの割りに、天使と対立しているわけでもない。広島生まれ・広島育ちの根っからのカープファンだが、近年カープが人気しすぎて、年一回の帰省でも現地で野球が見れないのが最近の悩み。


「ええんじゃ。昔の貧乏な頃のカープに比べりゃあのう。みんなが見に来てくれて、潤うようになったカープがありゃあ、それだけでええんじゃ……」とは作者のコメント。

■今岡英二(お守り)


歴史オタク・読書オタク・漫画オタク・勉強オタクな今岡英二の変態担当、作家・ライター担当。自身の小説キャラを辟易とさせるなど、悪魔よりも悪魔っぽい存在。


「なんでそんなことまで知っているんだ」「ふつうそこまで知りませんよ」とキャラにつっこまれても、「勉強したけえの」と言えば大抵のことは許されると思っているなど、余計に性質が悪い。

ニコル・クロムウェル(Nicol=Cromwell)


「Dr.ニコルの検死FILE」の主人公。

作者・今岡英二のつっこみ役A。紳士然とした丁寧な語り口だが、作者に対してはたまに辛辣な物言いを吐く。たぶんストレスがたまっているんだね。

武松(ぶしょう)


「大宋退魔伝」の主人公。

作者・今岡英二のつっこみ役B。そろそろ「左近ちゃん 見参!」の三成にでもつっこみ役を代わってもらいたいと思っているが、同作のキャラアイコンが家紋なので却下され、最近やさぐれ気味。きっとストレスがたまっているんだね。

石田三成(いしだ・みつなり)


「左近ちゃん 見参!」の主人公。

同作ではいいツッコミ役を果たしていたが、作者の「キャラアイコンにしっくりくるのがなかったけえ、家紋にした」という一言のせいで、ここでは活躍の場を与えられないという憂き目に遭う。ごめんな。


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