173話② 宮崎空港「ひなたぬくぬくベンチ」

文字数 778文字

リアル飛行機の他にも見るべきものって、なんなんですか?

実は宮崎県は「日本のひなた宮崎県」いうキャッチコピーがあってな。

それをアピールするために、宮崎県出身の有名俳優とコラボした企画を進めとるんよ。

その有名俳優は、映画やドラマ、CMでも大活躍。大河ドラマや連続テレビ小説にも何本も出とるという超売れっ子なんで。

ほう、それはおもしろそうだな。

で、その有名俳優をかたどった人形を座らせたベンチを作成して、

これまた宮崎空港で展示しとるんじゃ。

そう、これがその「ひなたぬくぬくベンチ」じゃ!!

こ、これは……!!!
有名俳優って温水洋一かよ!!
有名じゃろ?
ゆ、有名ですけど……
もっと、こう……、他にもあるだろう?

ほうかのう。

わしはこれ以上ない、宮崎アピールのキャラじゃと思うで。

大河ドラマだって『利家とまつ』『龍馬伝』『平清盛』『真田丸』の4本に出演、連続テレビ小説にだって『まんてん』『どんど晴れ』『ウェルかめ』『マッサン』の4本に出演の、押しも押されぬ大俳優なんで。

だいたいお前らだって銅像の写真を見ただけで、ずばり本人を言い当てたわけなんじゃが、それだけでも十分ネームバリューのある俳優じゃという裏付けになろうて。

そりゃ、まあ、そうなんだけどよ……
でも、元県知事といい、温水さんといい、宮崎はあんなのばかりなんですか?
あんなのとは?
えっと……、頭髪が、その……
ハゲいうことかの?
はっきり言いすぎだろ!!

いや、こういうのははっきり言うてなんぼじゃろ。

あ? それともなにか?

頭髪が不自由な方と呼べとでもいうんか?

そっちのほうがひどう、ありゃあせんか?

いや、さすがにそこまでは……
言わねえけどよ……
ま、宮崎出身いうたら、ほかにも俳優の堺雅人や永瀬正敏、モデルの蛯原友里なんかもおるのに、あえて温水洋一さんを起用した宮崎空港の底意地もなかなかのもんなんじゃがの。
おいっ!!

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登場人物紹介

今岡英二公式ツイッター(一日トリビアつぶやき中)



■今岡英二(天使)


最近「小説のキャラよりキャラが立っている」といわれる、同コラボノベルの作者。

無駄に行動力だけはある。

なお、この絵は作者がバンド活動をしていたとき、知り合いのイラストレーターが作成してくれたお気に入りの一枚。現在はバンド活動から離れ、体重が増加したため、ここまでかっこよくはない。


「上京して十数年経つが、広島弁が抜けりゃあせんのう(笑)」とは本人の弁。


■今岡英二(悪魔)


悪魔イラストの割りに、天使と対立しているわけでもない。広島生まれ・広島育ちの根っからのカープファンだが、近年カープが人気しすぎて、年一回の帰省でも現地で野球が見れないのが最近の悩み。


「ええんじゃ。昔の貧乏な頃のカープに比べりゃあのう。みんなが見に来てくれて、潤うようになったカープがありゃあ、それだけでええんじゃ……」とは作者のコメント。

■今岡英二(お守り)


歴史オタク・読書オタク・漫画オタク・勉強オタクな今岡英二の変態担当、作家・ライター担当。自身の小説キャラを辟易とさせるなど、悪魔よりも悪魔っぽい存在。


「なんでそんなことまで知っているんだ」「ふつうそこまで知りませんよ」とキャラにつっこまれても、「勉強したけえの」と言えば大抵のことは許されると思っているなど、余計に性質が悪い。

ニコル・クロムウェル(Nicol=Cromwell)


「Dr.ニコルの検死FILE」の主人公。

作者・今岡英二のつっこみ役A。紳士然とした丁寧な語り口だが、作者に対してはたまに辛辣な物言いを吐く。たぶんストレスがたまっているんだね。

武松(ぶしょう)


「大宋退魔伝」の主人公。

作者・今岡英二のつっこみ役B。そろそろ「左近ちゃん 見参!」の三成にでもつっこみ役を代わってもらいたいと思っているが、同作のキャラアイコンが家紋なので却下され、最近やさぐれ気味。きっとストレスがたまっているんだね。

石田三成(いしだ・みつなり)


「左近ちゃん 見参!」の主人公。

同作ではいいツッコミ役を果たしていたが、作者の「キャラアイコンにしっくりくるのがなかったけえ、家紋にした」という一言のせいで、ここでは活躍の場を与えられないという憂き目に遭う。ごめんな。


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