99話① 【レア】島根の国宝「松江城」

文字数 1,193文字

今日は国宝の松江城を紹介しちゃろうかの。
松江?

どこです?

島根じゃ、島根。
島根とか鳥取って、なかなか行く機会がねえから、あんまピンとこねえな……

まあのう。

わしは広島の生まれなんで、島根も鳥取も位置関係は十分わかるが、中国地方以外の人で山陰の方に行ったことがないひとにはいまいちピンとこんかもしれんな。

実際、わしの知り合いでも関東や東北出身の人に聞いたら、わりと「島根と鳥取って、どっちが右で、どっちが左?」いうひとがおったけえな。

その気持ち、ちょっとわかります。
なので、島根土産に「島根か鳥取か分からないけどそこら辺に行きました。」いう自虐的なんがあるんじゃけど、わりと人気があるいうんもうなずける話じゃな。
そんなのあるのか!!

ああ。

パッケージイラストには「秘密結社鷹の爪」の吉田くんが起用されとるんじゃ。

なんでだっ!?
鷹の爪団の吉田くんは、島根県吉田村(現:雲南市)いう設定で、作中でもしばしば「島根の吉田です」というとるけえな。そのせいもあって、いまでは島根県から「しまねSuper大使」に任命されとるんよ。いわば島根を代表するキャラクターの一人、いうことじゃな。
マジか……

しかし、なんで島根設定なんでしょうか?

作者が島根出身とかなんですか?

いや、作者は東京の板橋出身じゃな。
じゃあ、なんでだっ!?
作者の奥さんが島根出身じゃけえよ。
そっちかい!!

ま、こういうのはネタにしやすいんじゃろうて。

やはり縁もゆかりもないところはネタにしにくいが、自分の出身やら家族の出身やら、なんらかの地縁があるところなら、いうところなんじゃろうな。

今岡先生もさんざん広島弁で押してますしね。
わしのは素なんじゃがのう……(困惑)
で、今日は国宝の松江城を紹介ってことだが、そんなに価値ある城なのか?

ああ。

なんせ松江城は現存十二天守の一つじゃけえな。

現存天守で国宝指定された城は5つしかないんじゃが、

松江城はそのうちの一つだけあって、なかなかのもんなんで。

そう、これがその松江城じゃ!!

ほう、言うだけあって、なかなかのもんだな!!
たしかに見応え十分ですね!!

ほうじゃろう。

国宝に指定されとるだけあって、威風も十分よの。

ここで昔のお殿様が生活していたわけなんですね。

あ、実はそれはちょっと違うんよ。

違う?
どういうことだ?
実は江戸時代でも、松江城は倉庫として使っておったそうなんじゃ。
倉庫ぉ!?

ああ。

松江城の天守は、松江のシンボルとして、また有事の際にだけ使用される「詰の丸」として存在さしとって、基本的にお殿様は三の丸(現存せず)のほうで暮らしとったそうな。

なんで、そんなことを?

そっちんがいろいろと便利じゃったんじゃろうじゃ。

見た目は立派じゃが住みにくい城と、見た目はそこまでじゃないが住みやすいお屋敷なら、後者を選ぶいうことじゃったんじゃろうな。

ロマンもへったくれもねえな……

お城ってわりとそういうもんなんで。

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登場人物紹介

今岡英二公式ツイッター(一日トリビアつぶやき中)



■今岡英二(天使)


最近「小説のキャラよりキャラが立っている」といわれる、同コラボノベルの作者。

無駄に行動力だけはある。

なお、この絵は作者がバンド活動をしていたとき、知り合いのイラストレーターが作成してくれたお気に入りの一枚。現在はバンド活動から離れ、体重が増加したため、ここまでかっこよくはない。


「上京して十数年経つが、広島弁が抜けりゃあせんのう(笑)」とは本人の弁。


■今岡英二(悪魔)


悪魔イラストの割りに、天使と対立しているわけでもない。広島生まれ・広島育ちの根っからのカープファンだが、近年カープが人気しすぎて、年一回の帰省でも現地で野球が見れないのが最近の悩み。


「ええんじゃ。昔の貧乏な頃のカープに比べりゃあのう。みんなが見に来てくれて、潤うようになったカープがありゃあ、それだけでええんじゃ……」とは作者のコメント。

■今岡英二(お守り)


歴史オタク・読書オタク・漫画オタク・勉強オタクな今岡英二の変態担当、作家・ライター担当。自身の小説キャラを辟易とさせるなど、悪魔よりも悪魔っぽい存在。


「なんでそんなことまで知っているんだ」「ふつうそこまで知りませんよ」とキャラにつっこまれても、「勉強したけえの」と言えば大抵のことは許されると思っているなど、余計に性質が悪い。

ニコル・クロムウェル(Nicol=Cromwell)


「Dr.ニコルの検死FILE」の主人公。

作者・今岡英二のつっこみ役A。紳士然とした丁寧な語り口だが、作者に対してはたまに辛辣な物言いを吐く。たぶんストレスがたまっているんだね。

武松(ぶしょう)


「大宋退魔伝」の主人公。

作者・今岡英二のつっこみ役B。そろそろ「左近ちゃん 見参!」の三成にでもつっこみ役を代わってもらいたいと思っているが、同作のキャラアイコンが家紋なので却下され、最近やさぐれ気味。きっとストレスがたまっているんだね。

石田三成(いしだ・みつなり)


「左近ちゃん 見参!」の主人公。

同作ではいいツッコミ役を果たしていたが、作者の「キャラアイコンにしっくりくるのがなかったけえ、家紋にした」という一言のせいで、ここでは活躍の場を与えられないという憂き目に遭う。ごめんな。


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