204話② 池波正太郎も愛した「ホットケーキ」の名店

文字数 1,316文字

ほいじゃあ、今日は蒲田のホットケーキの名店でも紹介しちゃろうかの。
ホットケーキぃ?
パンケーキじゃなくて、ですか?

ああ、ホットケーキじゃな。

しかし、ここのホットケーキはそんじゃそこらのホットケーキとはわけが違うんで。

どう違うんだ?
かの文豪・池波正太郎が愛したホットケーキじゃけえな。
マジかっ!!

ああ。

今回紹介するんは、JR/東急「蒲田駅」に隣接する東急プラザ百貨店の4Fにある「シビタス(CIVITAS)」さんよ。

ほう、雰囲気あるところだな!
けっこう古いところなんでしょうか?
ここは昭和43年(1968年)創業じゃな。
創業50年か。
古いは古いですけど、本当にここに池波正太郎先生が通ったんでしょうか?
いや、通ったのは違う店じゃな。


おいっ!!

いや、早とちりしなさんな。

池波正太郎が通ったのは1846年創業の「万惣」の方なんよ。

「万惣」はもともとフルーツパーラー専門じゃったそうなんじゃが、そこで出すようになったホットケーキが絶品じゃったそうでな。

池波正太郎は随筆の中でもその味を絶賛しとったそうなんじゃ。

では、そのお店は?
もう、いまはない。


ないのか!!

しかし、その「万惣」の支店として生まれたのが、ここ「シビタス」というわけなんよ。

レシピも作り方も、その「万惣」そのまま。

なので、池波正太郎が愛したホットケーキは健在というわけなんじゃ。

なるほどな。
で、これがそのホットケーキよ!!

わしが注文したのは、以下の通りじゃ。


「チョコレートフルーツホットケーキ(730円)」

「トアルコトラジャブレンドコーヒー(530円)」

ほう、旨そうだ!!

ほうじゃろ。

ここのホットケーキはふつうの鉄板じゃのうて、創業時から銅板を使用しとるそうな。

銅板で焼き上げると、焼きムラが少のうて、ふっくらと仕上がるそうなで。

そいつはいいな!
しかもトアルコトラジャがこの値段で味わえるというのもいいですね!!

ほうなんよ。

ブレンドは470円なんじゃが、それと変わらん値段で味わえるというのはありがたかったわ。

香り高い上に酸味もしっかりきいとって、さすがトアルコトラジャいう感じじゃったな。

ちなみにセットじゃと100円引きになるけえ、ここではホットケーキとドリンクをセットで注文するんをオススメするわ。

なるほどな。
そのオススメポイントもありがたいところですね。

実際、わしが行って、つかんだ気づきいうんは、みなさんにも分かち合わんとな。


そんなわけで池波正太郎の愛したホットケーキの味が味わえる「シビタス(CIVITAS)」、みなさんも蒲田に行かれた際にはぜひ立ち寄ってみてつかあさい!!

なかなかおしゃれなお店ですね。

思ったんですけど、お店の内装とかももっと紹介するのってどうでしょう??

老舗なのに、中もけっこうおしゃれでしたわ。

平日の中途半端な時間にいったんでわりとスンナリ入れましたが、土日は一時間待ちもあるとか。

それも納得できる雰囲気でしたね。


ちなみに内装写真は、撮ったり撮らんかったりなんですわ(;・∀・)

やはり他の客が居るとどうしても、「邪魔しちゃ悪いかのう」いう思いが先に出てしまうんで。

ま、これで金かせいどりゃあ話は別じゃが、趣味の延長ならしょうがないところですのう。

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登場人物紹介

今岡英二公式ツイッター(一日トリビアつぶやき中)



■今岡英二(天使)


最近「小説のキャラよりキャラが立っている」といわれる、同コラボノベルの作者。

無駄に行動力だけはある。

なお、この絵は作者がバンド活動をしていたとき、知り合いのイラストレーターが作成してくれたお気に入りの一枚。現在はバンド活動から離れ、体重が増加したため、ここまでかっこよくはない。


「上京して十数年経つが、広島弁が抜けりゃあせんのう(笑)」とは本人の弁。


■今岡英二(悪魔)


悪魔イラストの割りに、天使と対立しているわけでもない。広島生まれ・広島育ちの根っからのカープファンだが、近年カープが人気しすぎて、年一回の帰省でも現地で野球が見れないのが最近の悩み。


「ええんじゃ。昔の貧乏な頃のカープに比べりゃあのう。みんなが見に来てくれて、潤うようになったカープがありゃあ、それだけでええんじゃ……」とは作者のコメント。

■今岡英二(お守り)


歴史オタク・読書オタク・漫画オタク・勉強オタクな今岡英二の変態担当、作家・ライター担当。自身の小説キャラを辟易とさせるなど、悪魔よりも悪魔っぽい存在。


「なんでそんなことまで知っているんだ」「ふつうそこまで知りませんよ」とキャラにつっこまれても、「勉強したけえの」と言えば大抵のことは許されると思っているなど、余計に性質が悪い。

ニコル・クロムウェル(Nicol=Cromwell)


「Dr.ニコルの検死FILE」の主人公。

作者・今岡英二のつっこみ役A。紳士然とした丁寧な語り口だが、作者に対してはたまに辛辣な物言いを吐く。たぶんストレスがたまっているんだね。

武松(ぶしょう)


「大宋退魔伝」の主人公。

作者・今岡英二のつっこみ役B。そろそろ「左近ちゃん 見参!」の三成にでもつっこみ役を代わってもらいたいと思っているが、同作のキャラアイコンが家紋なので却下され、最近やさぐれ気味。きっとストレスがたまっているんだね。

石田三成(いしだ・みつなり)


「左近ちゃん 見参!」の主人公。

同作ではいいツッコミ役を果たしていたが、作者の「キャラアイコンにしっくりくるのがなかったけえ、家紋にした」という一言のせいで、ここでは活躍の場を与えられないという憂き目に遭う。ごめんな。


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