215話① 見どころ一杯、北海道の「道の駅 なかさつない」

文字数 1,030文字

ほいじゃあ、今日は十勝のオススメな道の駅を紹介しちゃろうかの。

十勝の道の駅?

帯広ってことか?

いや。

帯広は十勝の主要都市になるんじゃが、今回紹介するんは、同じ十勝方面でも中札内村いうところにあるんじゃ。

村ぁ!?
そんなところの道の駅、期待できるものなんでしょうか?

おう。

わりと設備も充実しとるし、売っとるもんもそこそこある。

十分期待してええ内容なんで。

これがその「道の駅 なかさつない」じゃ!!

ほう、悪くない感じだな。
わりと大きさもあるんです?

ほうじゃろ。

北海道は土地だけはあるところじゃけえな。

国道沿いにあって車で行きやすい場所でもあるし、村の道の駅じゃけえいうて、ばかにしたもんじゃないんじゃ。

地産の野菜とかも、けっこう安価で売っとるけえ、そういうのもオススメじゃな。

なにか買ったのか?

おう。

ここは旅行から帰る直前で寄ったけえ、山わさびやらバジル、あとは十勝産の小豆やきなこなんかを買うたで。

けっこう買ったんですね。

うむ。

とくにわしはバジル好きじゃけえな。

3袋ほど買って、帰京したらすぐ冷凍庫に保存したわ。

冷凍しても使えるものなのか?

ああ、問題ない。

バジルは水に弱ぁて、水にぬれたところからすぐ痛むが、凍らせて保存する分には問題ないんじゃ。

で、あとから使う部分だけ切り取って、解凍すればええだけの話よ。

主婦みたいだな……


うちはわしも嫁さんも、どっちも料理するけえな。

自ずとそういう知識も蓄積されてっただけのことよ。

しかし、ここの道の駅はお買い物だけなんですか?

いや。

見るべきものもけっこうあるんで。

たとえば、この「豆資料館 ビーンズ邸」なんかがそうじゃな!

ほう、雰囲気ある建物だな。

ほうじゃろ。

ここは1952年(昭和27年)に建てられた「旧農林省馬鈴薯原原種農場」事務所でな。

それを移築して、豆専門の展示施設として活用しとるもんなんじゃ。

どおりで、雰囲気があるわけですね。

あと、こがいなんもあるで。

これは「開拓記念館 浜野邸」じゃな。

こっちは明治41年に入植した浜野家が、昭和63年までに実際に使用していたものを移築したものじゃ。

浜野家は富山県からの入植じゃったんで、建築様式もは北陸地方に古くから伝えられている「ワクノウチ造り」を取り入れたものなんよ。

ほんと、いろいろ見てますよね。

お前さんにかかっちゃ、どこも観光名所だな。

まあのう。

そのへんのふつうの町ですら、観光名所として見てまわれる自信があるわ!

こいつの場合……
本当にやりかねないから、厄介ですよね……

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登場人物紹介

今岡英二公式ツイッター(一日トリビアつぶやき中)



■今岡英二(天使)


最近「小説のキャラよりキャラが立っている」といわれる、同コラボノベルの作者。

無駄に行動力だけはある。

なお、この絵は作者がバンド活動をしていたとき、知り合いのイラストレーターが作成してくれたお気に入りの一枚。現在はバンド活動から離れ、体重が増加したため、ここまでかっこよくはない。


「上京して十数年経つが、広島弁が抜けりゃあせんのう(笑)」とは本人の弁。


■今岡英二(悪魔)


悪魔イラストの割りに、天使と対立しているわけでもない。広島生まれ・広島育ちの根っからのカープファンだが、近年カープが人気しすぎて、年一回の帰省でも現地で野球が見れないのが最近の悩み。


「ええんじゃ。昔の貧乏な頃のカープに比べりゃあのう。みんなが見に来てくれて、潤うようになったカープがありゃあ、それだけでええんじゃ……」とは作者のコメント。

■今岡英二(お守り)


歴史オタク・読書オタク・漫画オタク・勉強オタクな今岡英二の変態担当、作家・ライター担当。自身の小説キャラを辟易とさせるなど、悪魔よりも悪魔っぽい存在。


「なんでそんなことまで知っているんだ」「ふつうそこまで知りませんよ」とキャラにつっこまれても、「勉強したけえの」と言えば大抵のことは許されると思っているなど、余計に性質が悪い。

ニコル・クロムウェル(Nicol=Cromwell)


「Dr.ニコルの検死FILE」の主人公。

作者・今岡英二のつっこみ役A。紳士然とした丁寧な語り口だが、作者に対してはたまに辛辣な物言いを吐く。たぶんストレスがたまっているんだね。

武松(ぶしょう)


「大宋退魔伝」の主人公。

作者・今岡英二のつっこみ役B。そろそろ「左近ちゃん 見参!」の三成にでもつっこみ役を代わってもらいたいと思っているが、同作のキャラアイコンが家紋なので却下され、最近やさぐれ気味。きっとストレスがたまっているんだね。

石田三成(いしだ・みつなり)


「左近ちゃん 見参!」の主人公。

同作ではいいツッコミ役を果たしていたが、作者の「キャラアイコンにしっくりくるのがなかったけえ、家紋にした」という一言のせいで、ここでは活躍の場を与えられないという憂き目に遭う。ごめんな。


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