105話②【レア】本丸御殿を今に伝える「川越城」

文字数 758文字

で、ここ川越にも当然、城はある。
また城か!!

おう。

城あるところに、わしは行く。

これはもう自明の理というもんじゃろうて。

神社仏閣があるところにも行くでしょうが……

ほうじゃな。

ま、そういう歴史的なところに、わしが行かんいうことはない、いうことよ。

じゃあ、関東の歴史的建造物TOP3の川越は「行って当然」ということだったんですね。

ま、そうなるのう。

一位の鎌倉やら二位の日光にも複数回行っとるけえな。

一回でいいだろ、一回で……

たわけ!

一回で見きれるか!!

お、おう……

そうか……

(さすがにいまのは武松さんが悪いですよ。)
(……なんでだ?)
(キ○ガイをまともに相手してどうするんですか?)
(お、おう。)

うん?

なんぞ、言うたかの?

いえ、別に。

ほうか。

で、ここにある川越城は、これはこれでわりと貴重なもんなんで。

そう、これがその川越城よ!!

ほう、立派なもんだな!!
でも、城っていうか、お屋敷みたいな感じですね。

まあのう。

もともとここには天守がなく、最大のもんでも三層式の櫓じゃったそうなけえな。

ちなみにいま川越城と呼ばれとるもんは、もともとは本丸御殿じゃったものなんよ。

御殿?

ああ。

なのでニコルがいうた「お屋敷みたい」いう表現は、当たらずとも遠からずといったところよの。

なるほど。

で、この御殿なんじゃが、実はこれ自体がわりとレアなんじゃ。
どうめずらしいんだ?

実は全国でも現存する本丸御殿は、ここ川越城と高知城の2か所だけ。

つまりある意味では現存12天守以上のレア名所ということなんよ。

マジかっ!!

そういう知識を持ったうえで見りゃあ、また違ったものの見え方にもなろうというもんじゃろうて。

たしかに。
言えてるな。
しかし、なんでそんなことまで知ってるんですか?
勉強──
したんでしょうね!
!!!!!
だからセリフ取られたぐらいで驚くなって……

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登場人物紹介

今岡英二公式ツイッター(一日トリビアつぶやき中)



■今岡英二(天使)


最近「小説のキャラよりキャラが立っている」といわれる、同コラボノベルの作者。

無駄に行動力だけはある。

なお、この絵は作者がバンド活動をしていたとき、知り合いのイラストレーターが作成してくれたお気に入りの一枚。現在はバンド活動から離れ、体重が増加したため、ここまでかっこよくはない。


「上京して十数年経つが、広島弁が抜けりゃあせんのう(笑)」とは本人の弁。


■今岡英二(悪魔)


悪魔イラストの割りに、天使と対立しているわけでもない。広島生まれ・広島育ちの根っからのカープファンだが、近年カープが人気しすぎて、年一回の帰省でも現地で野球が見れないのが最近の悩み。


「ええんじゃ。昔の貧乏な頃のカープに比べりゃあのう。みんなが見に来てくれて、潤うようになったカープがありゃあ、それだけでええんじゃ……」とは作者のコメント。

■今岡英二(お守り)


歴史オタク・読書オタク・漫画オタク・勉強オタクな今岡英二の変態担当、作家・ライター担当。自身の小説キャラを辟易とさせるなど、悪魔よりも悪魔っぽい存在。


「なんでそんなことまで知っているんだ」「ふつうそこまで知りませんよ」とキャラにつっこまれても、「勉強したけえの」と言えば大抵のことは許されると思っているなど、余計に性質が悪い。

ニコル・クロムウェル(Nicol=Cromwell)


「Dr.ニコルの検死FILE」の主人公。

作者・今岡英二のつっこみ役A。紳士然とした丁寧な語り口だが、作者に対してはたまに辛辣な物言いを吐く。たぶんストレスがたまっているんだね。

武松(ぶしょう)


「大宋退魔伝」の主人公。

作者・今岡英二のつっこみ役B。そろそろ「左近ちゃん 見参!」の三成にでもつっこみ役を代わってもらいたいと思っているが、同作のキャラアイコンが家紋なので却下され、最近やさぐれ気味。きっとストレスがたまっているんだね。

石田三成(いしだ・みつなり)


「左近ちゃん 見参!」の主人公。

同作ではいいツッコミ役を果たしていたが、作者の「キャラアイコンにしっくりくるのがなかったけえ、家紋にした」という一言のせいで、ここでは活躍の場を与えられないという憂き目に遭う。ごめんな。


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