88話② 長浜市の隠れた名店「十割蕎麦 坊主bar 一休」

エピソード文字数 1,216文字

で、今回は隠れた名店ですか?

ああ。

名前のとおり、十割蕎麦を食わしてくれるところなんじゃ。

お前さん、ほんと、隠れた名店を見つけるの上手いな……

まあのう。

ここは長浜市とは名ばかり、市内からけっこう離れた郊外の店でな。

高月駅の目の前にあるお店なんじゃ。

駅前?
それならけっこう人が来るんじゃないんですか?

ところがどっこい、この高月駅が曲者でな。

わしが行ったのは19時過ぎじゃったんじゃが、駅にはほとんど人がおらなんだわ。

かなりのさびれた駅じゃったんで、地元の人ならいざ知らず、観光客がわざわざ行くようなところじゃあないな。

なぜ行った!

ひとつは十割蕎麦にひかれたから。

もうひとつは、その北部に賤ヶ岳いう山があったからよ。

賤ヶ岳?
どこかで聞いたことある名前ですね。

ああ。

秀吉が柴田勝家を打ち破った「賤ヶ岳の戦い」で有名じゃな。

まさか!?

おう、そのまさか。

その古戦場を拝むためだけに、

わざわざそこまで行ったんよ!

今岡先生らしいというか、なんというか……

ま、そのおかげで隠れた名店にも行けたわけじゃけえ、これはこれで無問題じゃ。

店の外観もこじゃれた感じで、なかなかのもんじゃったで。

ほれ、こんな感じじゃ!

ほう、悪かねえな!

じゃろ?

ここは店主とそのお母さんだけでやっておるようでな。

わしが行ったときは、たまたま他の客がおらんいう状態じゃったわ。

つまり貸し切り状態いうやつじゃな。

では、落ち着いて食べられたでしょうね。

おう。

落ち着いた雰囲気で蕎麦をたぐる。

これはなかなかに贅沢なものじゃったわ。

で、どんなものを食ったんだ?

ああ。

わしが食うたのはこの「二種盛十割蕎麦(1000円)」じゃ!

おいしそうですね!

ああ。

かなり旨かったわ!

これは十割蕎麦と田舎十割蕎麦のセットじゃったんじゃが、ちょうど田舎十割蕎麦のそば粉がその日のラストじゃったらしく、ぎりぎり食えたいうのも、ありがたいところじゃったわ。

どんな味だったんだ?

ほうじゃな。

鼻に抜けるような蕎麦粉そのものの味を感じられる、本物の蕎麦いうところかの。

なにしろここのおススメの食べ方は「まず蕎麦粉独特の甘みを感じるために、なにも付けずにお食べ下さい。その後は塩をつけ、その後はつゆを。その後は薬味を入れ、つゆの味を変えて味わってください」いうもんじゃったんよ。

それはすごいですね……
味に自信がないと出来ない相談だな……

ほうじゃろ。

ちなみにここのお茶はむろん蕎麦茶

これもおかわり自由なんで、心行くまで蕎麦を満喫できるいう寸法なんじゃ。

じゃあ、この店の一押しは、在庫がある限りは「二種盛十割蕎麦」ということで?
いや。
違うのかよ!

ま、メインの注文はそれでええじゃろうて。

しかしその後に食うたデザートの方こそ、わしには目から鱗じゃったな。

そのデザートをこそ、わしは今回の逸品として紹介したいのう。

メインよりおススメのデザート?
気になるな……

ほうじゃろ?

ほいじゃあ、その正体は次のページで紹介させてもらおうかの!

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登場人物紹介

今岡英二公式ツイッター(一日トリビアつぶやき中)



■今岡英二(天使)


最近「小説のキャラよりキャラが立っている」といわれる、同コラボノベルの作者。

無駄に行動力だけはある。

なお、この絵は作者がバンド活動をしていたとき、知り合いのイラストレーターが作成してくれたお気に入りの一枚。現在はバンド活動から離れ、体重が増加したため、ここまでかっこよくはない。


「上京して十数年経つが、広島弁が抜けりゃあせんのう(笑)」とは本人の弁。


■今岡英二(悪魔)


悪魔イラストの割りに、天使と対立しているわけでもない。広島生まれ・広島育ちの根っからのカープファンだが、近年カープが人気しすぎて、年一回の帰省でも現地で野球が見れないのが最近の悩み。


「ええんじゃ。昔の貧乏な頃のカープに比べりゃあのう。みんなが見に来てくれて、潤うようになったカープがありゃあ、それだけでええんじゃ……」とは作者のコメント。

■今岡英二(お守り)


歴史オタク・読書オタク・漫画オタク・勉強オタクな今岡英二の変態担当、作家・ライター担当。自身の小説キャラを辟易とさせるなど、悪魔よりも悪魔っぽい存在。


「なんでそんなことまで知っているんだ」「ふつうそこまで知りませんよ」とキャラにつっこまれても、「勉強したけえの」と言えば大抵のことは許されると思っているなど、余計に性質が悪い。

ニコル・クロムウェル(Nicol=Cromwell)


「Dr.ニコルの検死FILE」の主人公。

作者・今岡英二のつっこみ役A。紳士然とした丁寧な語り口だが、作者に対してはたまに辛辣な物言いを吐く。たぶんストレスがたまっているんだね。

武松(ぶしょう)


「大宋退魔伝」の主人公。

作者・今岡英二のつっこみ役B。そろそろ「左近ちゃん 見参!」の三成にでもつっこみ役を代わってもらいたいと思っているが、同作のキャラアイコンが家紋なので却下され、最近やさぐれ気味。きっとストレスがたまっているんだね。

石田三成(いしだ・みつなり)


「左近ちゃん 見参!」の主人公。

同作ではいいツッコミ役を果たしていたが、作者の「キャラアイコンにしっくりくるのがなかったけえ、家紋にした」という一言のせいで、ここでは活躍の場を与えられないという憂き目に遭う。ごめんな。


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