137話① がっかり名所「名古屋テレビ塔」

文字数 1,084文字

今日は「日本三大がっかり名所」の第三候補の一つにもなっとる、

名古屋の名所を紹介しちゃろうかの。

がっかり名所の名所って、すごいパワーワードですよね……

まあのう。

じゃが、それだけの知名度があるがゆえの弊害でもあろうてな。

つまり知名度がなければ、そもそもがっかり名所にもなれねえってことか?

ほうじゃな。

有名であるがゆえに、人がそこにいく。

そして「これじゃない!」感が強いがゆえに、「がっかり名所」と呼ばれる。

おおよそはこんな流れじゃろうてな。

では、今回の名所はけっこう有名ってことなんですか?

ほうじゃな。

名古屋といえば「名古屋テレビ塔」は外せまいて!

これがそうじゃ!!

意外と悪くねえ!!
がっかり名所って言われた後で見ると、意外とそうでもないですね。

ま、そういうもんじゃろうて。

ただ、東京タワーとかスカイツリー、

もしくは大阪の通天閣と比較すると、やはり見劣りはするがな。

そういうのもあって「がっかり名所」と言われとるんじゃろうな。

たしかにそれらと比較すると、ちょっと低いか?
ほうじゃな。

近くでみると、わりとしょぼいけえな。

しょぼっ!!

の?

じゃけえ言うたじゃろ。

名古屋テレビ塔があまり高くない理由ってなにかあるんでしょうか?

ああ。

実はこのテレビ塔、日本で最初に完成した集約電波塔なんじゃが、

諸般の事情から鉄骨の脚部分が地下6mしか埋められんかったんよ。

なので、高さも180mまでにしかできず、

重心も低めにする工事でのりきっとるんじゃ。

見栄えがせんのはそのへんのせいもあるんじゃろうな。

諸般の事情?

おう。

ここの下には地下鉄が通っとるんじゃが、

建設当時から地下鉄工事を考慮に入れて、

下まで掘れんいうことになっとったんじゃ。

なるほどな。
そういうことなら、しょうがないですね。

ちなみにこのテレビ塔。

テレビ塔とはいうものの、いまではその機能をはたしておらんのよ。

どういうこった?

テレビ塔がその機能を果たしていたのは2011年のアナログ放送終了まで。

現在のデジタル放送では瀬戸市の瀬戸デジタルタワーがその機能を受け継いどるけえ、

いまじゃまったくのお飾りになっとるんじゃ。

マジかっ!?

おう。

なので取り壊しの話も持ち上がっとったんじゃが、

名古屋市の河村たかし市長が2011年6月の定例議会で存続を名言。

「名古屋市のシンボルとして、今後も大いに盛り上げていきたい」とまで言うたんよ。

やるな!!
さすがですね!!

ただ一方で、公的資金の投入に対しては否定的で、

民間の買い上げを望んでいる旨の発言もしとるんじゃがな。

マジか……
そこは市で買い取りましょうよ……
そのへんはわりとシビアいうことなんじゃろうな。

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登場人物紹介

今岡英二公式ツイッター(一日トリビアつぶやき中)



■今岡英二(天使)


最近「小説のキャラよりキャラが立っている」といわれる、同コラボノベルの作者。

無駄に行動力だけはある。

なお、この絵は作者がバンド活動をしていたとき、知り合いのイラストレーターが作成してくれたお気に入りの一枚。現在はバンド活動から離れ、体重が増加したため、ここまでかっこよくはない。


「上京して十数年経つが、広島弁が抜けりゃあせんのう(笑)」とは本人の弁。


■今岡英二(悪魔)


悪魔イラストの割りに、天使と対立しているわけでもない。広島生まれ・広島育ちの根っからのカープファンだが、近年カープが人気しすぎて、年一回の帰省でも現地で野球が見れないのが最近の悩み。


「ええんじゃ。昔の貧乏な頃のカープに比べりゃあのう。みんなが見に来てくれて、潤うようになったカープがありゃあ、それだけでええんじゃ……」とは作者のコメント。

■今岡英二(お守り)


歴史オタク・読書オタク・漫画オタク・勉強オタクな今岡英二の変態担当、作家・ライター担当。自身の小説キャラを辟易とさせるなど、悪魔よりも悪魔っぽい存在。


「なんでそんなことまで知っているんだ」「ふつうそこまで知りませんよ」とキャラにつっこまれても、「勉強したけえの」と言えば大抵のことは許されると思っているなど、余計に性質が悪い。

ニコル・クロムウェル(Nicol=Cromwell)


「Dr.ニコルの検死FILE」の主人公。

作者・今岡英二のつっこみ役A。紳士然とした丁寧な語り口だが、作者に対してはたまに辛辣な物言いを吐く。たぶんストレスがたまっているんだね。

武松(ぶしょう)


「大宋退魔伝」の主人公。

作者・今岡英二のつっこみ役B。そろそろ「左近ちゃん 見参!」の三成にでもつっこみ役を代わってもらいたいと思っているが、同作のキャラアイコンが家紋なので却下され、最近やさぐれ気味。きっとストレスがたまっているんだね。

石田三成(いしだ・みつなり)


「左近ちゃん 見参!」の主人公。

同作ではいいツッコミ役を果たしていたが、作者の「キャラアイコンにしっくりくるのがなかったけえ、家紋にした」という一言のせいで、ここでは活躍の場を与えられないという憂き目に遭う。ごめんな。


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