91話② 映画『翔んで埼玉』と「十万石まんじゅう」

エピソード文字数 1,142文字

で、今回は埼玉つながりの逸品ですか?

おう。

埼玉名物いうたら、これは外せまいて。

埼玉銘菓「十万石まんじゅう」じゃ!

実際、映画の中でもネタに使われていましたね。
「風が語りかけます。うまい、うますぎる! 十万石まんじゅう 埼玉銘菓十万石まんじゅう」ってやつだな。

ああ。

このCMはテレビ埼玉ではおなじみでのう。

いまでも繰り返しCMで流れとるんじゃ。

全国的には無名でも、埼玉人ならだれでも知っとるじゃろうな。

広島でいうたら「ますやみそ」「ゴールドモミジ」「安芸もみじ」「川通り餅」「竹屋饅頭」と同じようなもんよ!

わかんねえよ!!
じゃあ、お菓子じゃあないが、「シシンヨー」「ヒロツク」「合同産業」「お仏壇の三村松」とかなら……

ますますわかりませんっ!!

ほうか……(ショボーン……)
しょぼくれるなっ!!
そういう広島ネタはいいから、「十万石まんじゅう」の説明をしてくださいっ!!

ほうじゃな。

で、今回「十万石まんじゅう」を取り上げたのは、映画『翔んで埼玉』とコラボした、特別バージョンを出しとったけえなんよ。

マジかっ!?

ああ。

これがそうじゃ!

マジだった!!

包装紙だけでなく、焼き印まで変更とは、なかなかやりますね。

この特別バージョンって、通常版と比べていくらぐらい高かったんですか?


一緒。
マジかっ!?

ああ。

通常5つで575円なんじゃがな、特別版も575円だったわ。

わざわざ焼き印まで発注しとるじゃろうに、同じ埼玉ネタを盛り上げよういうので、値段据え置きでやったそうな。

この効果もあって、かなり売れたじゃろうな。

実際、味の方はどうなんですか?

値段も同じなんで、味も通常版と一緒よ。

ただ、CMどおり、やはりこのまんじゅうはなかなかの旨さじゃな。

ほどよい甘さがお茶にマッチしとって、お茶請けにはピッタリなんじゃ。

CMで棟方志功さんが言われとるとおりよな。

棟方志功?

世界的な版画家の?

棟方志功と十万石まんじゅうがどうつながってるんだ?

なんじゃ、お前ら。知らんのか?

「十万石まんじゅう」のパッケージは棟方志功が「十万石まんじゅう」のためだけに描き下ろしたものなんで。

ほれ、これがそうじゃ!

マジだ!!

これはな、まだ世界的に知られる前の棟方志功が「十万石まんじゅう」を食うた際に、そのあまりの旨さに感動して、一気に描き上げたといわれとるんよ。

CMのあのセリフも、棟方志功が言った「うまい、うますぎる!」いうのを、そのまま使ったいうことじゃ。

むろん生声じゃあありゃあせんが、ナレーションでも十分その感動が通じるいうもんじゃな。

そんな逸話があったとは……
知らなかったぜ……
そんなわけで、映画『翔んで埼玉』と同じく、埼玉を盛り上げ続ける「十万石まんじゅう」、みなさんも埼玉に行かれた際はぜひその味を確かめてみてつかあさい!

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登場人物紹介

今岡英二公式ツイッター(一日トリビアつぶやき中)



■今岡英二(天使)


最近「小説のキャラよりキャラが立っている」といわれる、同コラボノベルの作者。

無駄に行動力だけはある。

なお、この絵は作者がバンド活動をしていたとき、知り合いのイラストレーターが作成してくれたお気に入りの一枚。現在はバンド活動から離れ、体重が増加したため、ここまでかっこよくはない。


「上京して十数年経つが、広島弁が抜けりゃあせんのう(笑)」とは本人の弁。


■今岡英二(悪魔)


悪魔イラストの割りに、天使と対立しているわけでもない。広島生まれ・広島育ちの根っからのカープファンだが、近年カープが人気しすぎて、年一回の帰省でも現地で野球が見れないのが最近の悩み。


「ええんじゃ。昔の貧乏な頃のカープに比べりゃあのう。みんなが見に来てくれて、潤うようになったカープがありゃあ、それだけでええんじゃ……」とは作者のコメント。

■今岡英二(お守り)


歴史オタク・読書オタク・漫画オタク・勉強オタクな今岡英二の変態担当、作家・ライター担当。自身の小説キャラを辟易とさせるなど、悪魔よりも悪魔っぽい存在。


「なんでそんなことまで知っているんだ」「ふつうそこまで知りませんよ」とキャラにつっこまれても、「勉強したけえの」と言えば大抵のことは許されると思っているなど、余計に性質が悪い。

ニコル・クロムウェル(Nicol=Cromwell)


「Dr.ニコルの検死FILE」の主人公。

作者・今岡英二のつっこみ役A。紳士然とした丁寧な語り口だが、作者に対してはたまに辛辣な物言いを吐く。たぶんストレスがたまっているんだね。

武松(ぶしょう)


「大宋退魔伝」の主人公。

作者・今岡英二のつっこみ役B。そろそろ「左近ちゃん 見参!」の三成にでもつっこみ役を代わってもらいたいと思っているが、同作のキャラアイコンが家紋なので却下され、最近やさぐれ気味。きっとストレスがたまっているんだね。

石田三成(いしだ・みつなり)


「左近ちゃん 見参!」の主人公。

同作ではいいツッコミ役を果たしていたが、作者の「キャラアイコンにしっくりくるのがなかったけえ、家紋にした」という一言のせいで、ここでは活躍の場を与えられないという憂き目に遭う。ごめんな。


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