第273話 北京オリンピック

文字数 532文字

 今回の北京オリンピックには、どうも気分が盛り上がらない。コロナ禍ということもあるけれど、オリンピックの裏に見え隠れする国家間の政治色が強すぎるからだ。選手にとっては、甚だ迷惑なことだろう。まったく関係のないところでの騒ぎによって、選手達が可愛そうに見えてしまう。
 このオリンピックの開催期間だけは、IOCが毅然とした態度で、スポーツと政治を切り話すという努力ができないのだろうか。でなければ、オリンピックは開催しないぐらいのIOCの強い意思があっていいと思うのだが。会長である、バッハはどのようにオリンピックを見ているのだろう。彼自身がオリンピック金メダリストであるはずなのに。彼にとっては、どんなことがあっても”オリンピックは開催する”ということも心のうちにはあるのだろう。選手の立場になれば、それも言えることではある。



 そこに一般の人には見えないオリンピックと国家、国家間の駆け引きや暗躍があるのかもしれない。そういえば、ずっと以前にわが国がオリンピックをボイコットしたことを思い出した。世の中は、不思議にも正義だけでは回らないようにできているらしい。
 習主席とバッハ、それにプーチンだけが目立つオリンピックだ。


 それにしても、長い間、京都にも行っていない。

ワンクリックで応援できます。
(ログインが必要です)

登場人物紹介

登場人物はありません

ビューワー設定

文字サイズ
  • 特大
背景色
  • 生成り
  • 水色
フォント
  • 明朝
  • ゴシック
組み方向
  • 横組み
  • 縦組み