第371話 人生のコツのようなもの

文字数 528文字

 久しぶりに雨も上がり、うずうずしている家内をつれてイオンまで歩く。約一万歩のコースだが、カメラをぶら下げて被写体を探しながら歩くと、いつのまにか着いてしまう。時間に追われるのではなく、何かを探しながら、他のことに集中しながら歩くことは、結局、時間を有効に使っていることにつながるのだろうと思う。単純なことなのだが、これが出来ないでいることのほうが多いような気がする。時間に追われたり、お金に追っかけられたり、成果に追われることは、愚の骨頂なのだ。歳を重ねて分ってくることが、ある意味、老年の楽しみかもしれない。人生とはこういうもんだよと、今にして理解できるのだ。残念ながら、こういう人生のコツのようなものを、若者は聞く耳を持とうとしない。自分も全くそうであった。それが世の中の常なのかもしれない。



 先日、応援する宇良が、元横綱白鵬のアドバイスを即実行して照強に勝った。「攻めながら、次を考えて動け!」そんな意味のものだった。それをすぐに実行しての勝利。今場所は、宇良が守りから入って負けるケースを白鵬は見抜いていたのだ。聞く耳を持つことはやはり大事なことなのだ。
 ウオーク中に作った一句
  初夏を待つ マイガーデンの つわものぞ


  ウオークで見つけた風景
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