第233話 台湾有事

文字数 499文字

 NHKの「台湾海峡で何が~米中“新冷戦”と日本」を見た。
 台湾有事には日本はいかに対応するのかという問題を掘り下げている。実際に政府内でもシミュレーションが行なわれている。様々な課題が浮かび上がり、それは日本のアメリカや世界に対する方向性を決めることだけに政府は厄介だと思っているだろう。答えは出ていない。
 162話でも書いたように、中ロの艦隊が津軽海峡を堂々と行進するという、今までになかったことが起きている。日本への嫌がらせであり、米への示威行動だろう。中国と台湾の問題は、日本が引きずり込まれるだけではなく、米中の覇権争いでもあり、世界戦争へと発展する可能性も充分に考えられる。中国にとっては、台湾は統一ありきと習近平は宣言している。何らかの軍事衝突が近い将来に考えられるだけに、日本にとっては無視は出来ない問題でもある。米が台湾に加勢するということは、自動的に日本はその後方支援を担わされるわけで、逃げ場はないのだ。
 どんな解決方法があるのだろうか。政府にとっても頭の痛い問題で、態度を明確にするわけにも行かない問題なのだ。習政権が何らかの事情で変わらないかぎりどんどん難しくなっていく。



ワンクリックで応援できます。
(ログインが必要です)

登場人物紹介

登場人物はありません

ビューワー設定

文字サイズ
  • 特大
背景色
  • 生成り
  • 水色
フォント
  • 明朝
  • ゴシック
組み方向
  • 横組み
  • 縦組み