第337話 葉っぱの背景

文字数 427文字

 紅葉の絵を今年の1月下旬から描き始めた。以前に撮った紅葉の葉っぱがあまりにも美しかったからだ。この写真を水彩画として描いてみたいと思ったのだ。葉っぱを一枚一枚丁寧に書きすすめて、何とか葉っぱだけは9割がた描き終えた。次の段階は、葉っぱと葉っぱの間にある背景をいかに描き出すかだ。背景でこの葉っぱが生かされるか、死んでしまうかかが決まってしまう。自分としては大難工事だ。
 写真に写る紅葉の葉っぱは、太陽光線によって光り輝いている。この感じを水彩画として描くのがこの絵の最大のテーマだ。真っ白に輝く光から真っ黒の世界まで、様々な色が混ざり合っている。それを描き出さなくてはならないのだ。(ちょっと頭でっかちでかっこよすぎる表現でご免なさい!)
 描く前からわかっていた事だったが、とうとうその直前まで来てしまった感がある。勢いあまってスタートして失敗したくないという気持ちもある。葉っぱの九分の一を験し書きしたように、今回も背景の験し書きからやってみようか。



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