第601話 将棋の世界

文字数 454文字

  将棋の世界は無限に幅が広い。ルールぐらいしか分からない初心者から、プロでの頂点にいる藤井聡太まで同じルール、将棋盤、同じ枚数の駒で戦うゲームだ。アマチュアは10級からアマ八段(実質は六段)までのクラスがある。アマトップ六段は、実力的にプロの登竜門である奨励会の中ぐらいのところとされている。奨励会三段までは、正式のプロではない。四段になって初めて棋士と呼ばれるプロになる。一年にプロになれる人は二人という狭い門なのだ。



 そこから将棋のタイトル獲得までの道は気が遠くなるほど遠い。現在弱冠20歳で七冠の藤井聡太がいかに凄く、強いのかがわかる。全棋士173人の頂点に君臨しているのだ。藤井も自分も同じ土俵の中で勝負しているとはどうしても思えない。将棋人口は500万人ぐらいと言われている。その頂点にいるのが藤井聡太で、自分は贔屓目に見積もっても450万番目ぐらいだろうか。藤井の頭脳レベルは、おそらく一般人の人間には理解できないところにあることは確かなことだろう。彼の八冠が今、目前にさしかかろうとしている。



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