第294話 ウクライナがロシアと協議

文字数 598文字

 ウクライナがロシアと協議するという。いったい何を協議するというのだろう。全く意味が分からない。プーチンからすると、停戦の条件を突きつけて交渉をするのだろうが、どんな条件があるのだろう。ゼレンスキーにすれば、一方的に仕掛けられた戦争だし、条件をのんで停戦するとなれば、全くのやられっぱなしになる。首都に留まり、抗戦している意味もなくなってしまう。先ずは、プーチンの出方を見るというところか。




 もし自分がゼレンスキーだとして、この状況で認められる条件を考えるとすれば、最低限、自国への被害の全面修復と、失われた人命に対する倍賞しかない。それは予想外に膨大なものになる。そのような条件をプーチンがのむわけもなく、話し合いは物分かれになる公算が強いと思う。ここまで来たら、ゼレンスキーは時間を稼ぐことが最良の方法だと思う。ロシアの国内外からの批判が急速に強まっており、長引けばロシア経済が破綻してしまうこともありえる。
 ゼレンスキーは、ただ人命を守るということだけの、安易な停戦も考えられない。停戦は、自国民の将来への消滅を意味しているからだ。そんなことをウクライナの国民は望んでいないだろう。
 ただ、今のプーチンには何をするか予想できない怖さを持っている。たった一人の狂気を抑える力が、世界にはあるだろうことを願うしかない。
 今後の展開が全く読めない。この協議に対する予想を的確に言える識者もいない。



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