第495話 世界の行方
文字数 465文字
ソ連がフルシチョフの時代に、米ソの危機があった。キューバにソ連がアメリカへ向けてのミサイルを配備したのだ。キューバ危機は、武力衝突寸前にケネディの勇断によって回避された。その後、米ソの冷戦は、ゴルバチョフとレーガンによって集結した。
しかし、今回のロシアのプーチンによるウクライナ侵攻で、米ロの対決が再燃している。前回と大きく違うのは、ロシアの後ろに強大な中国がついている事だ。世界が中ロを中心とする共産圏と日米欧の自由主義圏とに分断されようとしている。前回は、米ソの力関係で米にソ連が下りた形になったが、今回はそういう構図にはなっていないようだ。日米欧の自由主義圏がよほど結束しないと、中ロを中心とする共産圏には対抗できないような気がする。
この分断の解決があるとすれば、急成長のインドの動きが何だか鍵を握っているように思う。人口的、GDP的にも世界が無視できない位置にある。より国際的競争力を確保するためにも、インドの使命が重要な局面を迎えている。残念ながら、我が日本には過去の敗戦国という立ち位置をくつがえす力はまだない。
しかし、今回のロシアのプーチンによるウクライナ侵攻で、米ロの対決が再燃している。前回と大きく違うのは、ロシアの後ろに強大な中国がついている事だ。世界が中ロを中心とする共産圏と日米欧の自由主義圏とに分断されようとしている。前回は、米ソの力関係で米にソ連が下りた形になったが、今回はそういう構図にはなっていないようだ。日米欧の自由主義圏がよほど結束しないと、中ロを中心とする共産圏には対抗できないような気がする。
この分断の解決があるとすれば、急成長のインドの動きが何だか鍵を握っているように思う。人口的、GDP的にも世界が無視できない位置にある。より国際的競争力を確保するためにも、インドの使命が重要な局面を迎えている。残念ながら、我が日本には過去の敗戦国という立ち位置をくつがえす力はまだない。