第269話 3冊の本

文字数 559文字

 図書館で3冊の本を借りてきた。読む前からワクワクするのは久しぶりだ。借りるのにはそれなりの理由がある。自分には何気なく借りた本で感銘を受けたという経験があまりない。本に向かう気持ちが盛り上がらないからだろうか。今回の三冊には、その人(作家)の人生を垣間見たい、共有したいという思いがあるし、たまたま読みたくなる本が図書館に並んでいたこともある。タイムリーとは大事なことなのだ。
 「爛」瀬戸内寂聴 「ノボさん」伊集院静 「天才」石原慎太郎 



 このところ、自分の精神状況がすこぶるいい。それには理由が三つある。一つには、上記のようにいい本に出合えているということ。二つ目には、グランドゴルフのスコアアップに目どが立ってきたことがある。もう一息のところまで近づいているという予感があるからだ。もう一つには、日々お絵描きの筆を持つと決めてから、何とか二週間が経過しているからだ。何とか習慣付けたいと思っている。老人にも、それなりのやりがいや目標を持つことは大事なことだ。日々の充実には欠かせないことだと思う。エアポケットに落ち込まぬよう、楽しむことを第一義にすることだけは忘れてはならない。「ねばならない」「こうあるべき」では長く続かないのだ。



 買ったままで、手付かずの本も気になっている。敬愛する養老先生の「ヒトの壁」だ。



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