第165話 仁和寺
文字数 428文字
豊島竜王と藤井三冠の竜王戦第二局が始まった。対局は京都の名刹仁和寺で行われる。棋界最高峰の竜王戦にふさわしいところが選定されているのだ。対局場は、国名勝に指定された仁和寺御所庭園の宸殿だ。若干19歳の藤井聡太が招かれて、ここで将棋を指すこと自体、凄いことだと思う。何という若者だろうと感心してしまう。前日の下見においての堂々とした振る舞いにも異次元に生きるスーパースターの貫禄十分だ。
今日明日の二日間は、御所庭園の拝観は停止され、静寂の中での戦いが繰り広げられる。藤井の先勝に始まったこの竜王戦は、豊島にとっても死守、防衛のためには欠かせられない第二局だ。その行方は果たしてどちらに軍配が上がるのだろうか。
拙稿「よしなしごと」は、徒然草の書き出しからの抽出だ。徒然草第52段、仁和寺にある法師の下りは、石清水八幡宮と仁和寺の法師の話で有名だ。へぼな将棋を指す自分だけれど、一ファンとして仁和寺で行われる世紀の一戦をじっくりと見守りたいと思っている。
今日明日の二日間は、御所庭園の拝観は停止され、静寂の中での戦いが繰り広げられる。藤井の先勝に始まったこの竜王戦は、豊島にとっても死守、防衛のためには欠かせられない第二局だ。その行方は果たしてどちらに軍配が上がるのだろうか。
拙稿「よしなしごと」は、徒然草の書き出しからの抽出だ。徒然草第52段、仁和寺にある法師の下りは、石清水八幡宮と仁和寺の法師の話で有名だ。へぼな将棋を指す自分だけれど、一ファンとして仁和寺で行われる世紀の一戦をじっくりと見守りたいと思っている。