第142話 二つの時間
文字数 456文字
一日の時間には、自分で作り出す時間と奪われる時間があるように感じられる。比較すると、奪われる時間に比べて、自分で自分のために作り出す時間のなんと少ないことだろうか。ほとんどの時間は他人によって作られたものによって、奪われ、占拠されているように思うのだ。
テレビから流れてくるニュースや情報番組、ドラマ、バラエティ、映画など、または、はやりのゲームまたはSNSなのどの情報機器等によって自分の時間がとめどなく奪われている。半ば無意識にそのような形で日々を重ね、流されてしまっている自分がいる。だから、口からついて出てくる言葉は、それらの感想であり、批評、批判でしかありえないのだ。
それに反して、自分によって物事を作り出すためには、一応の頭と指先またはからだを使わなければならない。それがどうしようもない出来の悪い作品や、駄文であったとしても、何か自分にとってはわが子のように優秀に思えることもある。たまには人様からお褒めの言葉をもらうこともあるだろう。それが自分勝手な思い込みであってもかまわないと思えるのだ。
テレビから流れてくるニュースや情報番組、ドラマ、バラエティ、映画など、または、はやりのゲームまたはSNSなのどの情報機器等によって自分の時間がとめどなく奪われている。半ば無意識にそのような形で日々を重ね、流されてしまっている自分がいる。だから、口からついて出てくる言葉は、それらの感想であり、批評、批判でしかありえないのだ。
それに反して、自分によって物事を作り出すためには、一応の頭と指先またはからだを使わなければならない。それがどうしようもない出来の悪い作品や、駄文であったとしても、何か自分にとってはわが子のように優秀に思えることもある。たまには人様からお褒めの言葉をもらうこともあるだろう。それが自分勝手な思い込みであってもかまわないと思えるのだ。