第128話 歯医者の世界

文字数 466文字

 先月、以前の歯の詰めものがはずれ、また歯医者に通いだした。週一回の治療で先週に完了した。この際、きちんと治しておこうと先生にお願いした。美味しいものが食べられないのは、年寄りにとって大変なる苦痛なのだ。
 昨日から数年放置した歯垢の除去が始まった。歯医者の世界も日進月歩で、歯医者は痛い、恐怖を感じるという概念が少し変わっているようだ。ただ、あの「ウイーン、、」という音はどうしようもなさそうだ。以前に修理した日次と修理箇所が、前の液晶大画面に映し出されている。歯垢の状態、歯のエックス線写真が生々しい。以前と違って、歯垢取りもあまり痛くない。以前のように除去が刃物で削り取るといった方法はもう古いのだ。おそらくだが、歯垢除去用の回転ドリルですごくスムーズに思えた。
 歯垢(プラーク)は、歯の表面に付着する細菌の固まりだという。これが溜まりだすと、歯や歯茎に様々な悪さをするらしい。おかげで、口の中はグスグス、すき間ができてなんだか人の口の中といった感じだ。今日から先生に言われたようにしっかりと歯と歯茎を磨き、マッサージをしよう。


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