第１１３話　野戦病院

　吉村大阪府知事と松井一郎大阪市長の維新コンビが、コロナ対策に野戦病院を開設するという。まことに頼もしいニュースだ。10月開設、１０００床規模だという。コロナ感染が急増する中にあって、医療ひっ迫もあり、自宅療養を押し付けられている患者や感染予備軍の多くの大阪府民にとってはうれしいニュースだろう。
　未曽有の大事件であるコロナ禍にあって、このスピーディな対策の実施は、政治の一番に果たすべき要諦だろう。完全なことを望めないにしても、府民に与える政治的印象は大きいと思う。これが東京ではなく、大阪であることが何だか誇らしく思える。府と市の連携がスムーズであることがこの開設の一番の理由だと思う。従来の縦割り行政では考えられないことだろう。府知事、市長、阪大病院、府医師会、府看護協会などの連携と協力のたまものだろう。
　自分は、維新の創設者である橋下のファンだ。彼の意志も裏で十分に働いた結果だろうと思う。それにしても、橋下御大の再登場はいつになるのだろうか。
　強烈なコメンテーターで終わる人物では決してないと思っている。

　　＜大阪中の島＞