第１７０話　メディアの行き過ぎた報道

　おめでたい眞子様の結婚報告を、このような不自然な形にせざるをえなかった全てのメディアに腹が立つ。
　メディアの行き過ぎた報道に関しては従来から義憤を感じている。だから、最近は、ニュース報道や情報番組はNHKしか見ていない。NHKがいいわけではないけれど、事実を伝えることに関しては比較的公平だと思っているからだ。NHKもある種の国営放送なので、そうでなければ困るのだ。

　民放の報道番組や情報番組は、ほとんどが刺激的で、面白おかしく、誹謗中傷ネタをメインにして扱っているように思える。その情報の出どころは様々な週刊誌ネタ、他社の新聞ネタ、SNSネタ、そして局の意向に沿ったコメンテーターによって構成されている。つまり、そのネタ元に関しては、ほとんどが責任を回避する形を取っているのだ。頭から責任というものを何も考えていないように思える。仮に、もしも間違いがあったとしても、後日訂正してお詫びすればいいという、いつもの無責任な態度を押し付けてくる。
　民放は基本＜視聴率＞がすべてなのだ。だから、視聴者の食いつかないような番組には意味がない。見てくれてナンボなのだ。少々のフライングや嘘（フェイク）は織り込み済みなのだ。こんなメディアに辟易している。
　このような嘘っぱちのメディアを正常に戻せるのは視聴者だけなのだが。