第440話 お上体質

文字数 435文字

 急拡大するコロナBA5感染の中でのこども将棋教室開催について、公民館の職員と話をする。上からの指示がないので、強行するという。なんとも、お上中心の指示待ち族の対応にイライラする。公民館を任されている現場としての自主性が全くないのだ。少し追求を強めると、私個人としてはという考えも少しは聞いたが、なんとももどかしく感じる話し合いだった。


   我が近隣の好きな風景

 もし、こんな状況で強行してその中から感染者が出たら、主催者である公民館が責任を負わねばならない。命に危険性のある問題というのが分かっていない。最近は、国だって命は自分で守りなさいと言っているではないか。それまでして、自主性を封じ込まなければならないのだろうか。それに逆らえば、職務怠慢による罰が怖いのだろうか。いまだに厳然として、日本の伝統的縦割り社会がここにも存在している。もちろんいい面もあるのだろうが、我が国独自の封建主義はいまだに健在だ。
 ならば、ウクライナに侵攻したどこやらの国と同じではないか。



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