第581話 アマゾンおけい
文字数 438文字
先日、いつものウオーキング、大竹まことのゴールデンラジオに小川直久が出演していた。彼が考えるウクライナのこと、これからの日本の軍事についての話が聞けるだろうと思ったからだ。彼の意見はいつも冷静、沈着にものごとの本質に切り込む。日本の軍事に関しては、日本の軍備に対する姿勢がまだまだ稚拙であるとの意見だった。話の最後に彼の書いた自分の母の物語を紹介していた。少し興味がわいたので、図書館で検索したところ運よく借りることができた。
ぶ厚い本だったが、中身の凄さに圧倒されて一気に読んでしまった。本の題名は「アマゾンおけいの肖像」で、小川の母の数奇な一生を綴っていた。13歳でブラジルに移住、脱走してダンサー、タイピストなどをへて、女性実業家として成功する。本当の波乱万丈とはこのことを言うのだろうと正直思った。最後は、稼いだ数十億の財産を戦争で奪われてしまうが、一生を凛として、誇りを失わずに97歳まで生ききった姿に唖然として、評価することすら不遜であると思わざるをえなかった。
ぶ厚い本だったが、中身の凄さに圧倒されて一気に読んでしまった。本の題名は「アマゾンおけいの肖像」で、小川の母の数奇な一生を綴っていた。13歳でブラジルに移住、脱走してダンサー、タイピストなどをへて、女性実業家として成功する。本当の波乱万丈とはこのことを言うのだろうと正直思った。最後は、稼いだ数十億の財産を戦争で奪われてしまうが、一生を凛として、誇りを失わずに97歳まで生ききった姿に唖然として、評価することすら不遜であると思わざるをえなかった。