第580話 十三へ行く
文字数 437文字
久しぶりに十三の駅に降り立った。コロナ後、梅田方面に行くのは何年ぶりだろうか。ちょっとの間に世の中は変化している。事故防止枠が取り付けられており、行き先案内の表示がプラットホームに取り付けられていた。また、普通電車を待つ間に京都へのおしゃれな専用電車も見かけた。梅田へ行けばもっと大きく変化していることが当たり前に予想できた。しかし、今回は十三止まりとしておこう。老年になると、ちょっとした戸惑いが心理的に大きく影響する。若ぶってみても、やはり対応力、適応力が衰えていることは否めない。田舎者が都会へ降り立ったようで、心がそわそわした一日だった。やはり地元の駅周辺が落ち着くが、それにあまり慣れてしまうとより疎くなるだろう。まだ少しは挑戦の心を失いたくない。
十三で乗り換え、柴島浄水場のさくらを見にいったが、桜は家周辺にも一杯咲いているので感動はなかった。ただ、嫁の手作りの三色弁当を、淀川キリスト病院でゆっくり食べることができたので良しとしよう。凄い病院があるものだ。
十三で乗り換え、柴島浄水場のさくらを見にいったが、桜は家周辺にも一杯咲いているので感動はなかった。ただ、嫁の手作りの三色弁当を、淀川キリスト病院でゆっくり食べることができたので良しとしよう。凄い病院があるものだ。