第419話 女流作家

文字数 418文字

 図書館で借りてきた本のうち三冊を読了した。それぞれに風合いが違っており、けっこう楽しめた。「女たちのジハード」篠田節子、「老猿」藤田宜永、「木暮荘物語」三浦しおんだが、このうち二つは映像化されているようだ。話題の本なのだろう。
 今までの本選びは自己流の偏りがちな傾向があったが、本好きのおすすめ本は自分に新しい世界を紹介してくれている。二人の女流作家の本は、やはり男性作家とは違った感がする。女は男をどう見ているか少し理解できて面白かった。やはり、男より女のほうが恋愛にしろ、生き方にしろ、現実的なのだ。男のほうは自分も含めてロマンチストであり、お子様的なのだ。だからそれでいいのかもしれない。



 三浦しおんには「舟を編む」のような骨太の作品もある。映画でしか見ていないが、「木暮荘物語」とは全く違ったものがあり、人間性は画一のものではないのだ。まだ返却日まで余裕があるので、残りの二冊を完読してみよう。


    札幌の町名はアメリカ的だ

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