第51話 ノムさん(野村克也)の追悼試合

文字数 383文字

 昨日の甲子園、阪神対ヤクルト戦は、ノムさん(野村克也)の追悼試合だった。自称ノムさんの追っかけとしては、感慨深い出来事だった。NHK BSでの解説は藤川球児、阪神監督の矢野さん、ヤクルト監督の高津さんらはノムさんの教え子だった。プロ野球に人材を残すという点に関しては、この人に優る人はいないだろう。勉強家、努力家、アイデアマン、波乱の人生、苦労人、ノムさん語録、名解説者、名講演者などなど、一言で言い表せない人だった。
 また、彼ほどプロ野球人で著作の多い人も見当たらない。全ての著作が彼の生きた人生であり、人生経験の集大成でもあった。
 大阪球場に何度も通った一ファンとしての感想をひとつ。三振王、パスボール王、あだ名は「かんびー」でもあったのだ。「かんびー」とは、藤山寛実に似ていたから付けられたのだ。
でも、戦後初の三冠王でもあり、数々の大記録が消えることはない。
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