第58話 北海道

文字数 550文字

 毎日の朝の定番、火野正平の「こころ旅」は北海道を旅行中だ。ちょうど四年前の6月30日から7月12日まで、友人に誘われて北海道を車で旅をした。ツアーでゆく北海道と違って、自分たちで運転する車で行き当たりばったりの旅は、格別な思い出として残る自分のこころ旅だ。
 北海道の印象を上げるとすれば、次の三つかなと思う。もちろん行く先々での景色の雄大さは言うまでもない。一つ目として驚いたのは、道路がどこまでも真っすぐなことだ。こんなところで車をぶっ放したら、即100キロオーバーで捕まってしまう。相棒がしきりにスピード違反を注意してくる。北海道開拓の過程で考えられたことだという。二つ目は、道路に関連することだが、「北国ではこれがないと死ぬ!」と言われている道路標識だ。矢羽根付きポールと呼ばれる赤い標識で、道路境界を示している。雪道の中、これ以上左によるとあなたの車は落っこちますよという親切なもの。
 三つめは、どこにでも見られる巨大な葉っぱだ。人よりもはるかに大きい。調べてみると、フキの一種でラワンブキとあった。いま思いおこしても、ほんとに「でっかいどう。北海道」だった。
 それと思い出したことが一つある。北海道では、ガソリンゲージが半分になったら即GSへ直行すること。意味は分かってもらえると思う。
 
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