第121話 安野光雅Ⅱ

文字数 411文字

 先日届いた芸術新潮の安野さんの特集を読み終えた。時間をかけて慈しむように読んだ。こんなことは今までになかった経験だ。自分は絵描きでもないし、まったく絵の素養もない。素人が我流で好きなように殴り書きしているようなものだ。でも、この特集は、なんだか重要なことを教えてくれたような気がした。一芸に秀でた人のエッセンスには、共通項があるようだ。

 安野ワールドのエッセンスを書き留めておこうと思う。
① 独学こそ真の学問の道、そのために多くの本を読むこと、自分の頭で考えること。
② 結論だけど、描くことで磨かれていく。描き続けていくことで進歩する。
それしかいないですね。
③ 風景は楽譜みたいなもの。スケッチは楽譜を見て演奏しているような感じです。
④ 風景を移しとっているんじゃなくて、実景をもとに自分が描きたい絵を描いている。

これらの言葉の重みを感じながら、自分の絵に少しでも生かしたいと思っている。

  <安野さんの故郷、津和野町>

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