第436話 「天国まで100マイル」

文字数 477文字

 中山可穂の「感情教育」は、自分にとってはかなり異質というか、世界の違う感じがする。途中まで(2/3)読んだが、少ししんどくなってきて休憩を入れる。こういう本があってもいいのだろうが、頭では理解できるが、ほんとうに分るとは言い難い。
 で、読ませる小説家、浅田次郎の「天国まで100マイル」に切り替えた。やはり読みやすい。バブルにはじけた主人公が少し自分に似ていて、同調感もあって、あっという間に半分まで読んでしまった。100マイルとは、160キロのことで、母を連れて行く病院までの距離のことだった。今日には読了してしまいそうだ。


   ウオークで見かけた風景

 このところ、図書館で本の選択を読書家のリンク集を参考にして選んでいる。往きつけの図書館は、棚に並べられているものと書庫に保管されているものがある。最近、選んだ本の半分以上が書庫にあることが多い。書庫の本は、おおむね古いものやかなり傷んだ本が多いようだ。それだけよく読まれてきた本ということだろう。すこし嬉しくなる。それはある意味、楽しそうな本であるという匂いがする。
 

   今年は時計草が調子いい
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