第224話 北新地放火の事件

文字数 499文字

 北新地放火の事件は、誠に痛ましい出来事になってしまった。多数の患者らが巻き添えにされ、クリニックの院長までもが命を落とした。心の問題は極めて複雑、繊細な問題だけに、精神医療や心療内科のはたす役割はますます重要となるだろう。
 



 昨日、NHKのニュースで、このクリニックに通院され快癒された娘さんと母親がテレビに映し出された。普通は、顔が映し出されることは少ないのだが、事前に許可を取ってのことだとは思う。本人がクリニック院長への感謝の気持ちを述べられていた。しかし、少しこの映像を流すNHKに少し疑問を抱いた。いくら本人がOKだからと言って、何でも映像として流せばいいというものはないと思う。今回のようなケースは特に気を使うべきだと思う。
 最近のメディアは、何でも興味本位に事件や事故を取り上げる。本人のプライバシーを暴き立ててでも視聴率アップのために犠牲にされてしまうのだ。特に心療内科へ通う人たちは、繊細な神経の持ち主が多いのだ。メディアに良識があると思ったら大きな間違いなのだ。

 いいニュースも一つ。我が関学がアメリカンフットボールで4連覇を果たした。法政に伝統の重みを感じさせた試合だった。



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