第523話 阪神に求めるもの

文字数 400文字

 今年の阪神が終わった。シーズンをとおして問題になっていた点がそのまま試合に出たような最終戦だった。肝心ところでの大きなエラー、打てないクリーンナップ、当てにならない外人助っ人、この三つがもろに現われた逆転負けだった。これらの改善が来年の岡田阪神の課題として引き継がれることになりそうだ。


   家の玄関にはそれぞれの個性がある

 他チームと比較して一番気になることがある。それは勝者ヤクルトにあって阪神にはない。村上、塩見、青木などに見られる、ファイトと負けん気があふれる顔の存在だ。事あれば全員で喧嘩も辞さないとする、勝負に絶対必要な心構えが阪神の選手たちには見られないのだ。
 日本一の虎ファンに全く似合わないし、ファンに失礼なことだと思う。負けても、負けても決して裏切らないファンに応えなくてはならない責任がある。紳士の集まりで、勝負に勝てるわけがないのだ。荒々しい大阪のど根性を来年は見せてくれ!



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