第8話 将棋の藤井聡太

文字数 448文字

 将棋の藤井聡太(18歳)二冠は「地球の人」じゃないと言われている。昨日も強豪のベテラン(47歳)と対戦し、別次元の勝ち方で相手を一蹴した。
 頭がいいと言われる人に共通していることがある。記憶力が図抜けている、記憶容量が馬鹿でかい、記憶スピードが速い、記憶データとのアクセスが素早い、などなどの基本的能力がすこぶる高いのだ。だから、余った時間に好きなことへの挑戦や研究ができる。当然、難しい問題に対しての応用力が優れていることになる。
 こんな話を聞いたことがあるだろう。頭のいい奴は、学校の授業時間中に基本を理解、記憶してしまうので試験勉強がいらない。だから予習・復習の必要がない。いつも遊んでいるように見えて、そのくせ試験の点数はいい、と。
 将棋は記憶力と応用力で戦うゲームだ。頭の中に積んでいるエンジンの差が残念ながら勝敗の分かれ目となる。もちろん、棋士になるような人は、頭のいい人達の集まりなのだ。ある有名な棋士が言った有名な言葉がある。「兄貴は頭が悪いから、東大に行った」
 羨ましい話だ。
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