第389話 軍艦島

文字数 398文字

 続けて当たりの本に出会っている。三匹目のどじょうも泳いでいそうだ。それは、大沢在昌の吉川英治文学賞を受賞した「海と月の迷路」だ。かなりの大作(約550ページ)で、従来の大沢作品とは全く違う。名前だけは聞いたことがあったが、長崎の軍艦島を描いた作品だ。書き出しで興味を持たされた。これはしっかりじっくり読もうと、早速ネットで軍艦島の写真と地図をダウンロードした。



 長さ480メートル、幅160メートルの長方形の島に、最盛期は5000人を超える人が住む町だった。島内には小中学校もあり、病院もマーケットもあった。三菱財閥の所有で、島から石炭を一日中三交代(8時間3交代)で掘り出すという不夜城(島)だったようだ。
 島の所有者、管理者、下請け業者、鉱夫、役人、それらの家族らがどういう生活をしていたか、島外との交流、台風との戦い、島内での様々な出来事などなど、どういう展開になっていくか楽しみである。


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