第503話 女優

文字数 547文字

 全く仮定での話だが、自分の妻が女優だったとする。そして仕事柄、キスシーンやベッドシーンが必要になったとする。自分は、その姿を映像で冷静に見ることはできないだろうと思う。嫌だと思うし、許せないと思う。役だからと、寛大になる度量は自分にはない。
 ただ、人それぞれ状況は違うだろう。彼女のひものような状況であれば、それに文句も言えないだろうし、我慢せざるを得ないだろう。女優と知っての結婚だったかどうかにもよるだろう。そういう意味では、女優の夫とはどういう神経の持ち主か自分には理解ができない。役を演ずることと、実生活は違うのだとはっきりと思えているのだろうか。でも真剣に演技するのであれば、相手と本気で対応しなければ嘘になるだろう。本気にならなければいい演技はできないとも言う。その時だけのことと割り切れるのだろうか。いつまでたっても自分には理解できないことだろう。女優であれ、男優であれ、彼らの役者という職業を自分はいつまで理解できないだろう。



 そういう意味では、世の中でいつも騒がれ、テレビで話題なる浮気や不倫といったことと大きく関係することかも知れない。ただ幸いなことに、その可能性はほぼゼロなので全く仮定での話しなのだが。


     こんな格好の仲間になるとは自分が信じられないことではある
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