第２８６話　日曜報道　ＴＨＥ　ＰＲＩＭＥ

　日曜報道 THE PRIMEで、ロシアによるウクライナ侵攻の問題を取り上げていた。ウクライナ対ロシアの問題は、間接的に日本にも大きな影響があるという。もちろんそうだと思う。世界はグローバル化しており、世界の国々が直接、間接的に影響を受ける時代なのだ。
　アメリカ（NATO）対ロシアの問題は、米中の関係に影響を及ぼし、それは日本にとっても重大な問題でもあるわけだ。ウクライナがまだNATOに加盟していないため、NATO諸国にとっては及び腰になっているという指摘はもちろんあり得るだろう。直接の国以外は、どうしても傍観的になるのは当たり前のことだろう。



　
　同じようなことが、今の日本にも言えると思う。自国は自国で守るという議論が、政府から国民に対し知らされていない、広く議論されていないことはまりにも不自然なことではないのだろうか。報道の真の役割が、ここにあると思う。日米同盟に余りにもたより過ぎていないのだろうか。アメリカ兵の中には、なぜ自分は日本のために命を犠牲にしなくてはならないのかと思う人もいるだろう。
　コロナ禍の日本にあって、自分の命を守るのに医療やワクチンの助けがあったとしても、最終的には自分の命は自分で守るしかない。まったく同じ次元にあることだと思うのだが。