第331話 お花見の季節に

文字数 487文字

 桜見をかねて宝塚へ行く。宝塚の花のみちは桜が満開だ。桜が見ごろになってから雨が降っていないので、どこもかしこも桜が咲き誇っている。

 そんな中、ウクライナから政府専用機で20人の避難民が来日した。おそらく希望者は多かったと想像できるが、どういう選定で選ばれたのだろう。来日の様子を見ていて、何だか涙が自然にあふれ出た。この人たちは幸運だったのだろうか、わからない。
 同時に首都キーウ近郊のブチャでは、民間人の遺体が発見されたり、多くの人が無残に殺されたというニュースもあった。それを受けて米欧はロシアを非難し、追加制裁をするという。国連も声明や決議ばかりで、何の対抗措置も与えることができない。いつもの繰り返されるパターンだが、プーチンのロシアにどれほど打撃を与えているのだろう。何だかロシアは、どこ吹く風ぐらいにしかとらえていないように思えてしまう。
 アメリカを始めとする西側諸国は、ロシアに対し、もうこれ以上の反撃は不可能なのだろうか。一番イライラしているのは、ウクライナのゼレンスキー大統領であることだけは確かなことだ。何だか世界が大きくゆがんでしまったように思える。



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