第397話 世界の二極化

文字数 411文字

 ロシアのウクライナ侵攻によって、世界の二極化が進みそうな気配だ。ロシアは今回の戦争による打撃によって、益々中国への依存度が増すだろう。日々の新聞には、世界の国々の情勢が米中の覇権争いに関連するニュースで埋め尽くされているように思える。アメリカを代表とする自由主義陣営につくか、中国による社会主義陣営に組みするか、世界の国々の選択はなかなか見通せない。国連は本来の機能を役割を果たせない、世界の国々がどちらの側につくかを模索する、インドのように日和見主義の国もある、世界はまさに混沌の中にあるようだ。



 ただ見方を変えると、両陣営のバランスはほぼ均等にも見える。どちらかのがわに一方的に傾いているわけではない。日米や欧州諸国の国会運営のように、右派左派のバランスを保ちながら進んでいくのとよく似た構造とも言えなくもない。
 その点においては、社会主義国の方が一気に体制が変わってしまう危険性を孕んでいる。難しいところではある。


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