第426話 若冲

文字数 482文字

 「若冲」(澤田瞳子作)を読んでいる。近年になって、突然に知られるようになった画家だ。彼の絵が知られるようになったのは、細密画や写実画がブームになったのがきっかけだ。彼の作品を多く所蔵していたアメリカからの逆輸入で知られることになったのだが、以来今も若冲ブームは続いている。
 当初は、商売人の息子が商売そっちのけで、好きな絵を描いたものぐらいにしか知らなかった。でも、実際は全く違ったようだ。あれほど絵を描くに至った経緯があった。若冲の家族の背景、性格、若くして亡くなった妻、人となりが様々に交錯しあって若冲の絵が生まれたということを知った。自分も下手な絵を嗜むが、あれほど細密で緻密な絵を描くのは至難の業ではない。もう彼の絵を見た瞬間に人は驚き敬意を抱くと思う。


   安倍さんはオバマを広島に連れてきた


 今日の日曜プライムに一昨日亡くなった安倍さんをよく知る人物が出演していた。一般の人には知られていない安倍さんの人となりを紹介していた。人はそれぞれの人生には、周囲からでは伺い知れない多くの内情や逸話があるのだ。亡くなってはじめて分ることもこの世の中には多い。


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