第271話 羽生A級陥落

文字数 450文字

  羽生がA級から陥落した。実に、29年間も守り続けてきた。やはり永世七冠にとっても、歳には勝てないのだろうか。昨年引退した白鵬の時にも同じような寂寥感をいだいたけれど、年齢の壁は誰にも平等にやってくるようだ。
 時の天才、藤井聡太が来期にはA級昇級を果たすだろうが、何年その位置を守り続けることができるだろうか。心身共の充実があってこその結果なので、これだけは分からない。まったく未知数なことだけは確かなことだ。



 永世の称号は簡単に取得できない。全てのタイトルに永世の称号を持つ人は羽生善治だけ、それにタイトル取得数も99回も前人未到の記録だろう。現役棋士で、永世称号を持つ人はたったの4人だけだ。それも渡辺以外はただ一つだけの永世称号だ。(竜王・棋王 渡辺明、名人 谷川浩司、名人 森内俊之、棋聖 佐藤康光)いかに凄いかがわかる。

 羽生さんには、一将棋ファンとして、再度のA級カムバックと100個目のタイトルを取ってもらいたいと切に願っている。白鵬のように、優勝して引退の道を飾ってもらいたいのだ。



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